スウェーデン「心理防衛庁」が発足。その役割は……?

スウェーデンが、現代における脅威に立ち向かうため「スウェーデン心理防衛庁(The Swedish Psychological Defence Agency)」を設立したことを公式サイトを通して発表した。

同庁は、昨今話題となっているフェイクニュースや情報操作へ対抗することが主な役割となっているようだ。

昨今、欧米を中心とした国々では、選挙に関する情報操作が世論に大きな影響を与えていることが社会問題に。

2016年の米国大統領選挙では、ロシアがドナルド・トランプを支持する大きなキャンペーンを開始していたことも明らかになっている。

そのような状況が続く中で、今年9月に議会選挙を控えるスウェーデン。そこで同庁は、軍、政府と共同で、フェイクニュースを意図的に流布しているとされる諸外国に対抗する手段をとるという流れになっているのだ。

もちろん、行き過ぎた規制は「民主主義社会」を脅かしかねず、懐疑的な意見もあるとのことだが、真に自由な意見形成をするためにも、フェイクニュースへの何かしらの対策は必要である。

そして、1人1人の個人がメディアリテラシーを身につけることで、より良い社会を形成することができるのではないだろうか?

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