中国で『ファイト・クラブ』のオリジナル結末が復活。何があった?

2月8日、中国のストリーミングサービス「テンセントビデオ(騰訊視頻)」にて、1999年に公開されたデビッド・フィンチャー監督による映画『ファイト・クラブ』のオリジナル版の配信が始まった。

取り上げるにふさわしくない話題だと感じるかもしれないが、そもそもこの映画は中国で検閲を受けてエンディングが変えられていたのだ。

オリジナル版ではメインキャラクターのタイラー・ダーデンによる爆破計画が実行されるのだが、中国版ではそのシーンがカットされ、タイラーは警察に逮捕されて、計画が阻止されたという説明文が表示されていたという。オリジナルエンディングを知る人々は、これに異議を唱えることに。

ちなみに、『ファイト・クラブ』の原作者Chuck Palahniuk氏も「このXXみたいなものを見た? これは本当に最高! 中国ではみんなハッピーなエンディングになるんだね!」と皮肉を込めたツイートをしている。

そんな経緯があり、2月8日から「テンセントビデオ」でオリジナル版の配信が始まったのだ。

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