老朽化した地下鉄の線路の使い道は、意外にもプール、クラブ、映画館だった・・・
1930年から70年頃にかけて閉鎖されていったパリの地下鉄のホームの数々。どれも歴史の深い建造物ばかりのようですが、閉鎖されたままにしておいたらもったいないですよね。
ここで紹介するのは、眠っていた駅のホームに全く新しい役割を与えて蘇らせようという計画。まさかプールやクラブに生まれ変わるなんて驚きですが、環境としては最適かも。
01.
地下鉄で泳ぐ!
ホームが「プール」に大変身!
02.
弧を描く天井にシャンデリア
「レストラン」
03.
音響効果も刺激的かも!
「ナイトクラブ」
04.
名作から若手作品まで
雰囲気もバッチリ
「地下鉄シアター」
05.
植物と光で溢れる
「遊歩道」
06.
アート作品の展示を楽しむ
「ミュージアム」
パリでは、これまでもいくつも老朽化した駅が補修されてきました。しかし、このイラストに使用されているホームは、第2次世界大戦の始まった1939年に閉鎖されたアルスナル駅のもの。
実はパリには同じように閉鎖されて放置されている地下鉄の駅がたくさんあります。最近「地下施設」に人気が集まっていることもあり、2014年3月30日に行われたパリ市長選に立候補したナタリー・コシュースコ=モリゼ氏は、地下鉄の駅を様々な商業施設へと改築する提案を発表。そんな彼女を支持するデザイナーから発表されたのがこのコンセプトデザインというわけ。
残念ながら本人はというと市長選に敗北してしまいましたが、彼女の当選如何に関わらず計画が進められる可能性はあるそうです。
地下鉄のホームって、確かにどこか神秘的な雰囲気もあるもの。さらに、歴史を感じるような奥ゆかしい気配も感じることができれば観光地やデートスポットとしても人気が出るかもしれませんね。
Licensed material used with permission by Oxo Architects