WHO事務局長が「黒人と白人の命」の扱いに「不平等がある」と訴える

4月13日、世界保健機関(WHO)の事務局長テドロス・アダノム・ゲブレイェスス氏が、世界は黒人と白人の命の扱い方に不平等があると訴えた。

世界中がロシアによるウクライナ侵攻ばかりに注目し、エチオピアやイエメン、アフガニスタン、シリアなど、同じように苦しむ人々がいる国や地域があるにもかかわらず、ウクライナほど注意を払われていないことを彼は指摘している。

そして、その差を生んでいるのは“人種”だと考えているそうだ。

テドロス氏は、ウクライナの一件が世界にとって非常に重要であることは認めている。それであっても、エチオピアをはじめとする国や地域に向けられる視線は現状では足りないのではないかと疑問を投げかけているのだ。

彼の言葉によって視野が狭まっていたことに気づいた人もいるかもしれない。

その理由が人種なのかどうかは人それぞれだが、なるべく等しい目線で世界に注意を向けていきたいものだ。自戒も込めて。

Top image: © Stefan Wermuth/Bloomberg via Getty Images
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。