ポケモンGOは「うつの症状」を和らげる可能性あり【研究結果】
先月、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの研究チームが、位置情報ゲームとうつの症状の関連性について深掘りをした論文を、学術雑誌『Journal of Management Information Systems』に掲載した。
どうやら位置情報ゲームで遊んでいると、短期的にうつの症状が和らぐ可能性があるようだ。
研究の対象になった位置情報ゲームは、あの「ポケモンGO」。
研究チームは、同ゲームがリリースされた12ヶ国の166地域にて、Googleで「depression(うつ病)」「stress(ストレス)」「anxiety(不安)」などのうつに関連する単語が検索される数の変化を分析したという。
その結果、「ポケモンGO」がリリース後には、うつに関連する単語の検索数は減っていたという。ただし、これは6週間ほどの一定期間にのみ見られる変化だったとのこと。
研究チームは、位置情報ゲームは身体的な運動が増え、自然に触れる機会が増えるため、このような結果になったのではないか、と仮説立てている。
なるほど。たしかに言われてみれば納得できる話。
まだ確証を得られていない部分もあるが、今後のさらなる研究とその結果に注目だ。
Reference: Location-based mobile games like Pokémon Go may help alleviate depression / London School of Economics and Political Science, Location-Based Mobile Gaming and Local Depression Trends: A Study of Pokémon Go / Journal of Management Information Systems
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