ワクワクしている子どもほど「うつ」になりにくい【研究結果】
ワクワクすること、ドキドキすること、そして、少しばかり恐怖心を覚えること──そんな経験を数多くしている子どもほど、うつや不安症になりにくいようだ。
イギリスのエクセター大学の研究チームによって、明らかになった。
学術雑誌『Child Psychiatry & Human Development』に掲載された論文によれば、木を登ったり、自転車に乗ったり、高いところから飛び降りたり、大人の目を盗んで遊んだりした経験のある子どもは、そうした経験が少ない子どもと比べて、うつや不安症になりにくい傾向にあるとのこと。
詳しい因果関係は明らかになっていないようだが、アンケート調査の結果、このような結論を導き出せたという。
ちなみに、アンケート調査の対象になっているのは5歳〜11歳の子どもを持つ約2500人の親。子どもの外遊びをする頻度やメンタルヘルスに関する質問の回答が裏付けとなっている。
不明確な部分もあるため、信じ過ぎてしまうのは危険かもしれないが、ひとつの情報として頭に入れておいても問題ないだろう。
また、同じようなアンケート調査を大人向けにやった場合、どんな結果になるのかは気になるところ。いずれにせよ、大人も子どもも冒険心を忘れちゃいけない。
Reference: Child’s Play: Examining the Association Between Time Spent Playing and Child Mental Health
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