【研究結果】犬の存在が子どもにとってプラスになるというのは、どうやら本当らしい!

運動不足の解消、認知症の予防、孤独感の軽減……などなど、普段から犬を飼うメリットを感じている人は少なくないはず。

実際に、犬が子どものストレスをやわらげる助けをしたり、社会的感情の発達を促したりすることが明らかになってきている。

その一例をご紹介したい。

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2022年6月、学術雑誌『PLOS ONE』で発表された研究によると、犬とのふれあいによって子どもたちのストレスが大幅に減ることが判明した。

あるグループが20分間の犬とのふれあいを週2回1ヶ月にわたって行った結果、何もしないグループに比べてコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルが低くなったそう。

さらに驚くことに、簡単な運動やガイド付きの瞑想をおこなった別のグループよりも効果があるとの結果に!わんこの力、恐るべし……。

こうした「アニマルアシスト介入(AAI)」は、すでに医療福祉の現場で採用されているが、今回の結果からAAIは病気や障害の有無に関わらず多くの子どもたちに有効だといえるのではないだろうか。

そしてもうひとつ興味深いのが、学術誌『Pediatric Research』に掲載されている「子どもの社会性と飼い犬との関係」についてまとめた研究だ。

アンケート調査の結果、犬を飼っている子どもはそうでない子どもに比べて、社会的な困難を抱える割合が23%低いことが分かった。

さらに、犬と一緒にアクティブな遊び定期的な散歩を行っている子どもは、より社会性が高い傾向が示されたそう。

やはり、飼い犬との触れあい子どものウェルビーイングに大きな影響をもたらすことは間違いないようだ。

とはいえ、犬を飼うことは想像以上に責任が伴うもの。適切に飼育できる環境をしっかり整えたうえで、ハッピーなワンだふるライフを送ってみて!

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