カナダで「国立公園の入場券」を患者に処方開始
1月31日から、カナダで「国立公園の入場券」を患者に処方する取り組みが始まった。
かねてより同国では「Park Prescriptions(PaRx)」として、自然のなかで過ごす時間を処方することがあったため、それがアップデートされたかたちとなる(詳しくはコチラから)。
自然のなかで過ごすことは、心臓病のリスクや高血圧の低下が期待され、子どもの場合は自尊心の向上につながると言われているそうだ。
また、世界の気候変動を目の当たりにし、恐怖心や喪失感、無力感、怒りなどの感情を抱く「気候不安症」や「エコ不安症」にも、効果があるかもしれないという。
これらを踏まえて、同国の国立公園を管理する政府機関「Park Canada」は、患者に入場券を処方することに合意。人々の健康維持を考えての決定。
今後はカナダだけでなく、すべての国で同じような取り組みが実施されてほしいと考える人は、決して少なくないはずだ。
Top image: © Facto Photo/Shutterstock.com