あなたの「推し公園」は?新しいグラフィックで出会う、国立公園90年の軌跡
近年のキャンプブームやサステナビリティへの関心の高まりで、自然との触れ合い方が変化している。
雄大な自然の中でリフレッシュできるだけでなく、環境問題にも貢献できる、そんな新しい旅の形として、注目を集めるのが「国立公園」の可能性。今年、日本で初めて国立公園が指定されてから90年の節目を迎えるという。
国立公園の個性を「Tシャツ」で表現
「株式会社National Park Solutions」は、"日本の国立公園を世界一のナショナルパークへ"というビジョンを掲げ、昨年12月に国立公園90周年記念事業を発表した。
同社によれば、去る2024年11月16日(土)、17日(日)、若者を中心に約5万人を動員したイベントでは、国立公園の新たな魅力を発掘し、環境保護への意識を高めるプロジェクトを展開したという。
なかでも注目を集めたのが、「国立公園35スタンプ」。35もある日本の国立公園それぞれの特徴を捉えた、グラフィックが魅力的なスタンプをデザイン。参加者は、自分の好きな国立公園やデザインを選んで、オリジナルTシャツを作ることができたそう。
おしゃれも、社会貢献も
売上の一部が自然保護に繋がる仕組み
同社はさらに、2種類の90周年記念Tシャツを制作。美しい自然と、そこに息づく絶滅危惧種の動植物たちへの想いを表現したデザインで、売上の一部は自然保護活動に役立てられるという。
ちなみに、1つめのデザイン「Let's Grow Up Together」は、国立公園の90周年を祝い、"共に成長しよう"というメッセージを表現したもの。90の数字に木の芽で「r」を隠し入れるなど、遊び心も光る。
そして、2つめのデザイン「Leave it better than you found it™」は、PARKS PROJECTのメインスローガン。これは、"訪れた時よりもより良い状態で残そう"という力強いメッセージだ。
これらのTシャツは、環境保護に貢献できるだけでなく、身につけることで自然と常に繋がっていられるような、特別な気持ちにさせてくれそうだ。
Z世代の心を掴む
サステナビリティのカタチ
近年、Z世代のあいだでは「エシカル消費」という言葉も定着しつつある。環境保護に配慮した商品を積極的に購入するなど、消費活動を通して社会貢献したいと考える若者は少なくない。
そんな活動を通して、前向きな仲間ができたらより嬉しい!と考える若者も。今回の取り組みは、従来の国立公園のイメージをグラフィックで一新する、クールなものだ。
受け継がれてきたスピリットは大切に、自然と触れ合い、楽しみながら社会貢献できる仕組みは、Z世代の共感を呼び、新たなムーブメントを起こす可能性を秘めているのではないだろうか。