緑が少ない場所で育つと子どものIQは低くなる【研究結果】
住んでいる場所と子どものIQの関係についての研究によると、緑が少ないところで育つと平均で約4%もIQが低いということがわかった。
7歳〜15歳の子ども620人を対象におこなわれた今回の研究では、住所、性別、両親の学歴など、子どもと環境に関するさまざまな情報を集計。
その後、航空写真を使って、公園や庭園、道端の木々などを含む、彼らが住む街の“緑の量”を測定した。
2つのデータを照らし合わせた結果、半径3km以内の緑の量が3%増えることでIQが2.6上がり、攻撃や非行などを起こすリスクを表す「外在化問題行動スコア」が2ポイント低いことがわかったとか。
すでに緑がたくさんある郊外エリアに住む子どもたちには、同様な関係性はみられなかったという。
また、身近な緑は子どものIQアップの効果だけでなく、大人になってもいい影響があり、エクササイズのモチベーションや気分を上げてくれたり、コミュニケーションを促すなどさまざまなメリットがあるそうだ。
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