体が不自由でもEVの充電は簡単!フォードが「全自動EV充電ステーション」を開発中

電気自動車の充電を行うことは我々にとって難しいことではないはずだ。しかしながら体の不自由なドライバーにとっても同じことがいえるだろうか。

その課題を解決すべく、「フォード・モーター・カンパニー」はドライバーが車内からスマートフォンを用いて操作することができるロボット型充電ステーションのプロトタイプを開発した。

スマホを介してステーションを起動させると、ロボットが自動で車体のカバーを開けアームを伸ばし、小型カメラによって適切に給電口にプラグを差し込む。充電後、自動でアームは定位置に戻るといった設計である。

充電中には車内にとどまること、あるいは車から離れることを可能とすることに取り組んでおり、健常者にとってもメリットは大きいはずだ。

© Ford News Europe / YouTube

将来的にロボット充電ステーションは、障害者用駐車場や個人宅に設置ができるようになる見込みだ。

身体の不自由を抱える人が電気自動車の購入を検討するにあたって、充電のやりやすさは重要な項目である。

あらゆる人々の移動の自由を確保するということをミッションに掲げるフォードにとっても、車への給油、充電のしやすさを叶えることもまた、車と社会のこれからを考えたとき、重要と位置付けているのだろう。

我々の身近にも、自動充電ロボットが現れる日を楽しみにしたい。

Top image: © Ford
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