ヒトと動物のハーフ?奇妙かつリアルな彫刻作品が話題【We Are Connected】

私たち人間は、生物をヒトヒト以外で区別しがちだ——。そんな人間側が引いた“境界線”を取り払ったような世界を表現したアートがある。

The Couple, 2018 (detail) © 2022, Marina Bay Sands

"人間と動物のハーフ"を表したようなこの彫刻。一見、奇妙エイリアンのように思えるが、じっと見ていると"生物の核心"に迫っているように感じられるだろう。

Kindred, 2018 © 2022, Marina Bay Sands

作品を手がけたのは、オーストラリアを拠点とする芸術家パトリシア・ピッチニーニ(Patricia Piccinini)

彼女が生み出す「突然変異した人間」「ハイブリッド生物」超現実的だが、一方で「人間と動物の間に境界線なんてないのでは……」とも思えてくるのではないだろうか——。

実際、今回の展示会のタイトルは『We Are Connected』。直訳すると、「私たちはつながっている」となる。

Sanctuary, 2018 © 2022, Marina Bay Sands

『We Are Connected』はシンガポールでの開催だが、期間は2023年1月29日までと比較的長い。もしシンガポールを訪れる機会があれば、「奇妙かつリアルな世界」に入り浸ってみてはいかがだろうか——?

『We Are Connected』
【場所】ArtScience Museum
【開催期間】〜2023年1月29日
【営業時間】10時〜19時
【チケット】大人S$21、子供S$16
【公式サイト】https://www.marinabaysands.com/museum/exhibitions/patricia-piccinini.html

Top image:Teenage Metamorphosis, 2017 © 2022, Marina Bay Sands
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。