デンマークで「人工党」が誕生。なんと、全政策をAIに任せるらしい

AIが国をも動かす時代が、ついに来るかもしれない——。

デンマークで、「人工党」という新政党が結成された。この政党、なんと政策の立案をすべてAIに任せるという。

同政党を立ち上げた「Computer Lars」のメンバーAsker Bryld Staunaes氏によると、1970年以降の小政党刊行物をすべてAIに分析させ、国民の政治理念を代表するような政策を立案するとのこと。

ちなみに、現在同党が掲げている政策の1つには、月に10万クローネ(約190万円)を支給する「ユニバーサル・ベーシックインカム」という所得保障制度があるらしい。

「人工党」は来年6月の総選挙で候補者の擁立を目指しているが、実現できるかは不明だ。というのも、候補者擁立には2万182名分の署名が必要だが、現在はわずか4筆しかないんだそう——。

しかし、AIにできることはどんどん増えている。「AIが為政者となる日」は、そんなに遠くはないのかもしれない。

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