地球温暖化はどのように「学校生活」に影響を及ぼすのか?

先月26日、幼稚園から高校までの教育情報を発信するメディア「Education Week」が公開した、ある記事をご紹介したい。

タイトルは、「The School Year Is Getting Hotter. How Does Heat Affect Student Learning and Well-Being?(学校生活が暑くなってきている。暑さは学習とウェルビーイングにどのように影響するのか?)」というもの。

アメリカの話ではあるが日本にも通じる内容だ。

ご存知の通り、地球温暖化によって世界中で気温上昇が続いている。アメリカではそれに対応できるほどの空調設備が整っていない学校もあるため、今年はいくつかの学校が休校になったそうだ。

そうなった場合、当然ながら生徒たちは学習の機会が少なくなる。また、暑い場所で勉強をすると生産性が落ちることも研究で明らかになっているとのこと。

学習に関してだけでなく、暑い気候が続くと人は攻撃的になるという研究も。いじめの増加につながると指摘する研究者もいるほどだ。

さらには、健康被害もある。地球温暖化がこのまま続けば、熱中症になってしまう生徒も増える可能性が大いになるのだとか……。

地球温暖化の弊害は、子どもたちの学校生活にも暗い影を落としかねない。

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