「アイス・バケツ・チャレンジ」の寄付金によって研究開発された「新治療薬」をFDAが承認

つい先日、「アメリカ食品医薬品局(FDA)」によって、新たなALS(筋萎縮性側索硬化症)治療薬の候補のひとつである「AMX0035」が承認された。

「ALS Association(アメリカALS協会)」によれば、これは「アイス・バケツ・チャレンジ」がなければ実現できなかったことのようだ。

「アイス・バケツ・チャレンジ」という単語を耳にするのは久しぶりかもしれない。バケツに入れた氷水を頭からかぶりSNSに動画を投稿し、バトン形式で次の人を指名していくというアレ。

2014年頃にSNSを中心にバズったムーブメントだが、累計1700万人以上が参加したことや寄付金が1億1500万ドル(約167億円)も集まったことなどで知られている。

そんな寄付金によって研究開発されたのが「AMX0035」だ。

同協会によれば、220万ドル(約3億2000万円)の資金が投資されているそう。ちなみに、FDAにこれを承認するように求めた署名数は5万以上にのぼるのだとか。

ソーシャルムーブメントによって寄付金が集まり、新たな治療薬が開発される。これからも同じようなことが起き続けてほしいものだ。

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