CEOは従業員の399倍の給与を貰っている【アメリカ・調査結果】
10月4日、左翼系非営利シンクタンク「Economic Policy Institute」が、CEOと従業員の給与格差に関するレポートを公開した。
調査の対象となったのは、アメリカの上位350社。それぞれのCEOと従業員がストックオプションを使用した時に、どれだけの価値があるかを計算したところ、CEOは平均2780万ドル(約40億円)を稼いでいることが分かったという。
これは従業員の給与の約399倍で、1965年以来の最高値にあたるとのこと。ちなみに、1965年は20対1、2020年は366対1だったのだとか。
そして、「Economic Policy Institute」は1978年から2021年まででCEOの給与は1,460%伸びたのに対し、従業員の給与は18.1%しか伸びてないと明らかにしている。
とはいえ、CEOと従業員では担っている責任が異なるので給与の差が開くのは自然なこと。では、どこに問題があるのだろうか? 同団体は、一部のCEOの給与は法外なものであり、それによって不平等が広がってしまうことを指摘している。
およそ400倍の給与格差……うーん。
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