YouTubeから新たに複数の教育サービスがスタート

「YouTube」から新たに学習者やクリエーター向けのツールが登場する。

多くの人が学習ツールとしてYouTubeを使用した経験があるのではないだろうか。単なる動画配信サービスとしてではなく、外国語、プログラミングをはじめ、あらゆるジャンルの学びの場としても成熟しているYouTube。

今回新たに誕生する機能は3つ。

教育アプリ向けの動画プレイヤー「YouTube Player for Education」、そして認証済みクリエーターによる講座開設、学習者向けのクイズ機能だ。

YouTube Player for Education」では、YouTube埋め込みプレイヤーが教育系アプリ内で表示できるようになる。

「Edpuzzle」、パデュー大学、パデューグローバルなど、アメリカのEdTech(エドテック)系との提携により実現することになった。もちろん広告や外部リンク、おすすめなどで気が散る心配はもういらない。

次に、認証済みクリエーターは無料か有料のコースをスタートすることが可能になる。例えば、プログラミングの学習を始めようとしたとき、何から始めるか? 次に何を学ぶべきか?と迷ったことはないだろうか。

そうした迷いに対し、一連の流れに乗ることでモチベーションを維持しながら、より体系化した学習体験を得られることになる。ちなみに、同機能はアメリカと韓国でベータ版が提供される。

最後に、クイズ機能だ。

インプットを進めるだけで学習が滞りなく進むことはないのが現実。そこで、適切なアウトプットをするためにクリエーターが出題するクイズに挑戦することができるというのがこの機能。クリエーターと視聴者の交流が進むことで生じるイノベーションに期待だ。こちらは数カ月のうちにβ版がスタートする。

「YouTube」という、広く万民に公平に提供されるプラットフォームこそ、教育ジャンルが花開く最高の現場になり得るのではないか。

Top image: © FellowNeko/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。