オーストラリア代表、W杯開催国カタールの「人権侵害」を批判

11月20日に開催される2022サッカーワールドカップ カタール大会。出場国のひとつであるオーストラリアの代表選手16人が、開催国のカタールを批判する動画を公開し話題に。

彼らはカタールにおける人権問題を指摘している。

© Professional Footballers Australia / Twitter

16人のビデオメッセージは「これらの問題を解決するのは難しく、私たちはすべての答えを持っているわけではありません」と前置きしつつ、移民労働者LGBTQの人々が直面している環境を改善するよう求めている。

移民労働者に関しては、カタールでの開催が決まって以来、インドやパキスタン、ネパール、バングラディッシュ、スリランカなどからの労働者が約6500人死亡しているという指摘もある。また、LGBTQの人々に関しては、同性愛が違法になっている。

オーストラリア代表は、国際人権NGO「アムネスティ」や「FIFA」、「国際労働機関(ILO)」、そしてカタールの移民労働者などから話を聞き、こうした問題を公の場で批判することを決めたようだ。

ちなみに、ヨーロッパの出場国9ヶ国の選手たちは、同性愛に関する法律に抗議するために、「One Love」と記載された腕章を着用する予定とのこと。

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