深淵なる海溝への入り口は「自宅の部屋」にあった!
何かと自宅で作業することが多くなった今日このごろ、ノートPCのサブモニターを購入したなんて人も多いはず。
自室の環境には何かしらのこだわりをもっていると思うが、コロナ前から引きこもりがちなことが多かった私も、いつしかガジェット好きに仲間入りしつつある。
e-Sportsを含めゲーム産業の勢いが日本でも増してきたことで、「ゲームをPCでやってみたい!」なんていう声をよく聞く。
しかし、「ゲーミングPC」をおすすめしたいのは、ゲームをする人にだけではない。
コンピュータを用いた技術力を新たに獲得するため、なにか学びを始めようとすると、早い段階でPCスペックの不足という壁に当たりがちである。
動画編集やプログラミング、DTMなど様々なシーンで自宅のPCを趣味や仕事で用いる今こそ、ぜひゲーミングPCを検討してみてほしい。
日常的な使用でもっともPCスペックを要求するジャンルが「ゲーム」だったというだけで、その実ゲーミングPCはほとんどのジャンルで活躍する。
コンピュータの構造を簡単に説明すると、CPU(Central Processing Unit)と呼ばれる演算、制御をおこなう頭脳やGPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれる画像を処理する装置、メモリと呼ばれるCPUが処理するデータの一時記憶をするもの。例えるなら作業を行う机の広さだ。
反対に机の収納力に関しては、SSDやHDDといったストレージを確保する装置からできており、それら全体の総合力でスペックが決まる。
情報処理が多いゲームにおいては特にGPUをはじめ、上記のそれぞれの装置に対して高いスペックが要求されるといった具合である。
つまり、ゲーミングPCがあることでチャレンジできるジャンルが一気に広がるというわけだ。
私自身、3DCGを扱ううえでノートPCのスペックが不足することをきっかけにデスクトップを選択するに至った。
ちなみに、音楽ジャンルにおいてもDAWを用いたトラックメイキングをするなかで、サンプリングや打ち込みをしたり、レコードで鑑賞したりと徐々に環境が仕上がりつつある。
※諸々の詳細は記事下部のリストを参考にしていただければ幸いである。
少し覗けばさらに奥が深く、際限ないことがわかるからこそ、なんでもかんでも“深堀り”できるわけではない。それでも、自分が楽しめる範囲で自由に世界を広げていける。
一気にたくさんのガジェットを揃える必要はない。ただ、あなたの可能性を広げるはじめの一歩として、興味関心のあるジャンルに触れるきっかけになる“モノ”を1つ手に入れてみてはいかがだろうか。
音楽が好きだけど最近はサブスクでしか聴かないあなたは、CDやレコードを聴ける環境を構築してみたり、映画が好きなあなたは4Kモニターをゲットして没入感をレベルアップさせてみたり。また、愛おしい我が子の映像が溜まっているあなたは、思い出を色鮮やかにするために動画編集を学ぶのも良いかもしれない。
人間が本来持ち合わせている知的好奇心と創作意欲を呼び覚ます機会は、日常に溢れている。
そこから広がる世界の深淵なること、マリアナ海溝の如し。
※以下詳細
『自作PC』
CPU:【Ryzen 7 3800X】
GPU:【GeForce RTX 2060 SUPER】
メモリ:32GB
ストレージ:SSD 1TB / HDD 3TB
『周辺機器』
- ヘッドホン:【SONY MDR-7506】
- キーボード:【Ducky One 2 Mini】
- キーボード:【Logicool MX KEYS】
- マウス:【Logicool G304】
- マウス:【Logicool M570】
- スピーカー:【M-AUDIO BX5 D2】
『モニター』
- 【BenQ ZOWIE XL2411K】
- 【LG 4K】
- 【LG ULTRA WIDE】
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。
「おやつなトピック」
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