子どもたちが大人になっても健康でいるために大切なのは、「愛」
健康でいるためにもっとも大切なもの。それは、愛なのかもしれない——。
最近の研究によると、幸せで愛されていると感じている10代の子どもたちは、大人になったときに心臓が健康な場合が多いとのこと。また、血圧や血糖値、コレステロール値なども正常に保ちやすいという。
「ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院」の研究チームは、およそ3500人の高校生を1990年代から20年以上にわたって調査。
「愛され、必要とされている」「幸福である」「将来への希望がある」「自尊心が高い」「社会的に受け入れられていると感じる」の5項目のうち、いくつ当てはまるかを回答してもらったんだそう。
その結果、4〜5つ当てはまる10代は、30代になったときに心臓血管が健康な場合が多かったとのこと。一方、虐待やネグレクトなどを経験した子どもは、大人になってから心臓病などのリスクが高まったんだとか——。
「心」の健康は、「心臓」の健康につながる。子どもたちの未来を守るためには、心のケアが欠かせない。
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