白雪姫やシンデレラがアフリカ人だったら……特別な人形コレクションが発売
突然だけど、ディズニープリンセスたちの“イフ”を考えたことはある?
1996年公開の『ポカホンタス』以降、ディズニープリンセスのメンバーにはさまざまなバックボーンのお姫様が追加され、ヨーロッパにアメリカ、南太平洋、さらに中東や中国まで、現在ではプリンセスの肌色もかなり多様化してきてるのは周知の通り。
でも実は、今なお「アフリカ人のプリンセス」は一人も登場してなかったりする。
数年前から「シャーデー」というアフリカ人プリンセスを主人公とする新作の情報が散見されてはいるものの、未だ公開時期は不明。
アフリカ系(黒人)のプリンセスとしては『プリンセスと魔法のキス』の「ティアナ」がいるけれど、彼女はニューオーリンズ出身のアフリカ系アメリカ人であり、アフリカの民話などをモチーフとしているわけではない。
では、アフリカ人のディズニープリンセスは、どんな容姿なのだろう?
そんな問いに、ディズニーが「もしも既存のプリンセスがアフリカ人だったら」というイフの観点で答えてくれた。
新たなプロジェクト「CreativeSoul Doll Collection」は、アフリカの伝統的な美学とディズニープリンセスを融合させた、斬新な人形のコレクション。
ティアナ、白雪姫、ラプンツェル、シンデレラの4人が、それぞれの個性を残しながらも、“アフロセントリック”な姿に変身。
顔や髪型といった身体的な特徴もさることながら、注目したいのは彼女たちが纏っている衣装。生地や装飾などにアフリカの伝統的な意匠が施されたドレスは、斬新だけど、華やかで美しいディズニーの美学がしっかり健在してる。
同コレクションは、「CreativeSoul Photography」という黒人系の企業が発表した写真作品にインスパイアされて生まれたもの。
黒人のヘアスタイルの歴史を称えた作品コレクションに感銘を受けたディズニーが提携を申し出て、人形として販売することになったのだそう。
同社の創業者は「有色人種の女の子に力を与え、彼女たちもプリンセスになれることを示す光になることを願っています」とコメント。
可愛らしい新時代のお姫様たちは、今月3日よりアメリカのディズニーストアやウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、ディズニーランド・リゾートで販売中。
もし立ち寄る機会があれば、特別な「アフリカン・プリンセス」と立ち会ってみて。