ニュージーランドの「世界一美しい星空」に5番目の「星空保護区」誕生
「世界一美しい」とも称される星空が広がるニュージーランド。
先月18日、首都・ウエリントン北東に位置する南ワイララパ地区およびカータートン地区が、国際ダークスカイ協会より同国5カ所目の「星空保護区」に認定され「Wairarapa Dark Sky Reserve(ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ)」と名付けられたようだ。
ダークスカイ・リザーブに認定されているアオラキ・マッケンジー地区©Jack Austin
認定されたエリアは3600㎢を超える。奈良県全体の面積とほぼ同じになる広大な手つかずの自然。
そこで体験できるのは、漆黒の澄んだ夜空にきらめく星座や流れ星を見上げる夢のような時間だ。
「ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ」では夜間照明記録器を設置。新たな光が入り込まないように保護し、手つかずの夜空を未来の世代へそのままの姿で遺していけるようにしている。
今回の5番目の保護区認定に続き、今後も暗く美しい夜空を保護することが環境にとっても文化にとっても重要であるという考えのもと、ニュージーランドは「星空保護国」としての認定を目指しているそうだ。
ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ ©Pete Monk Photography
Top image: © Pete Monk Photography