SUZUKA×水原佑果。いま、気になるYouTubeは……
Yellow Magic Orchestra、吉田美奈子、朝比奈マリア、日向敏文、戸川純……。
レジェンドでありながら、今なお世界中のファンを魅了し続けるアーティストの貴重な映像が楽しめる、最高にヤバなYouTubeが「ALFA MUSIC YouTube Channel」。
そんなALFAのYouTubeをディグってもらおうと集まってもらったのが、細野晴臣や高橋幸宏とも親交があり、無類の音楽好きとしても知られる水原佑果さんと、海外ツアーからTikTokまで注目度急上昇中の「新しい学校のリーダーズ」の、SUZUKAさん。
対談のホストにはALFA MUSICのTadashiがNYからオンライン参加して、じっくり70-80年代音楽の魅力を語ってもらいました!
水原佑果
1994年兵庫生まれ。
モデルとして活動をスタートし、
さまざまなファッション誌やCM、広告で活躍。
音楽好きとしても知られ、
DJだけでなく楽曲制作にも挑戦中。
細野晴臣や高橋幸宏とも
ラジオやイベントを通して深い親交を持つ。
https://www.instagram.com/ashley_yuka/
SUZUKA/新しい学校のリーダーズ
2001年大阪生まれ。個性と自由ではみ出す4人組
「新しい学校のリーダーズ」のメンバー。
2021年、アジアのカルチャーを世界に発信する
レーベル「88rising」より世界デビュー。
海外でのワンマンライブ、
大型フェス出演が大成功し、
ワールドワイドに活躍中。
2023年2月24日(金)
新曲「The Edge」デジタルリリース
詳細はHP、SNSをCheck!ATARASHII GAKKO!
https://linktr.ee/atarashiigakko
1995年東京出身、日本人とアメリカ人の両親の元、東京、上海で育つ。2014年ニューヨークに居を移す。2021年にスタートしたALFA MUSICのYouTubeチャンネルの企画制作、カバー演奏動画企画「My Favorite ALFA」のホストを勤める。
70-80年代は
日本のエンタメの最上級!?
——ふたりは、70-80年代の音楽って好き?
佑果:私のなかでは、この時代の音楽ならもちろん細野晴臣さんが外せません! 8年くらい前ぐらいからレコードを掘るのに夢中になって、70-80年代のお気に入りのレコードのクレジット見たりすると細野さんの名前か頻繁に出てくる。音楽界の欠かせないレジェンドなんだなと気付かされました。ティン・パン・アレーのアルバムや『トロピカル・ダンディー』は特にアンセム!当時のエネルギッシュなライブパフォーマンスってエンターテインメントの最上級だなっていつも感じる。よくYouTube見ながら客席にいるファンの気分で心躍らされちゃってます(笑)。
SUZUKA:わたしは歌謡曲が大好きで、好きになったきっかけは中森明菜さんです。お母さんがよく『DESIRE -情熱-』を歌ってて! あと1番リスペクトしているのが山口百恵さんで、さよならコンサートをひたすら聴いてるんですけど、歌声と佇まいと、あの時代のエンターテインメントっていうなかで、なにか一輪の花が「わっ」って咲いている感じが大好きで……。
佑果:わかる!! 当時のアイドルってプロフェッショナルで個性があって、輝いてるよね。SUZUKAちゃんもピカピカしてるよ! ちなみに私、カラオケで百恵ちゃんの『ロックンロール・ウィドウ』とか『イミテイション・ゴールド』よく歌ってる〜♫
SUZUKA:歌っちゃいますよね〜。「夜のヒットスタジオ」の映像を見ても、当時のアイドルの方たちって、いい意味で “自由すぎない” というか、そのステージに立っている尋常じゃない覚悟も感じられるし、女性としての強さ、かわいらしさ、儚さ、切なさとか、色々な要素が漂ってる雰囲気がものすごく好きなんです。覚悟があるから、1年ごとにどんどんセクシーになっていく様子とかも素敵で……だから、わたしもいつか宇崎竜童さんに曲を作ってもらうことが夢なんですよ。
——YouTubeもよく見る?
佑果:高橋幸宏さんが亡くなってから、ひたすら幸宏さんのライブ映像やラジオ、全般的に聞いたり見たりしてる。ほんとに大スターになっちゃった。
『Drip Dry Eyes』は演奏も歌詞も深く響いてくる感じ。特に透き通った歌声がたまらなくてウルウルきちゃう。
このMV見てるとなんだか不思議な世界にひきこまれていくんだよね。クリエイティビティさが溢れ出してて最高にかっこいい! 幸宏さんワールドってほんといっつもオシャレなんだよね。美的感覚が研ぎ澄まされた感じというか。
どういう想像しながらいろんな物語つくってたんだろう、って気になっちゃう。幸宏さんが影響受けたアーティスト、幸宏さんからインスパイアされているミュージシャンとかこれからもどんどん掘っていきたいな。
あとYMOの『君に、胸キュン。』の映像、ユーモアセンス抜群だよね。3人でアイドル的な振り付けしてて見ててとっても楽しそう! それと『Rydeen(ライディーン)』のMVや音楽っていつも見るたびに覚醒された気分になる。ビデオシンセ感もたまらないっ!
スナックのママに
「あんた、戸川純を見たほうがいいよ」って
SUZUKA:「ALFA MUSIC YouTube Channel」でいうと、わたし戸川純さんも大好きで、初めて見たときはめちゃくちゃ衝撃的でした。スナックのママに「あんた、戸川純見たほうがいいよ!」って言われて(笑)。それで『昆虫軍』を聴き始めて、YouTube見たときも「うわー」って一発で食らってしまいましたね。『好き好き大好き』のMVも、ふざけてるのにかわいくて大好きです。
佑果:戸川純さん、最近けっこうYouTubeやレコードで聴いてる! インパクト炸裂なスタイルでほんとファッション的アイコンだよね。アーティスト活動してる私と同世代のお友達が純さんのことがダイスキでとっても影響受けてるって言ってて、個性派たちの伸び伸びできる環境を作ってるんだなってなんか感動しちゃった。自分らしさを表現するってかっこいいよね。
SUZUKA:戸川純さんって、和製ビョークっぽくないですか? パフォーマンスや演出で通ずるところがあるなって感じます。こういう70-80年代を生きてきた方と、2000年を生きる私たちでコラボというか、先輩方×Newが混ざったときの爆発力を見たいですよね!
MVだけじゃない
貴重な動画がたくさん見つかる
——「ALFA MUSIC YouTube Channel」には、現代のアーティストがアルファミュージック楽曲のカヴァーをする人気企画「My Favorite ALFA」や、過去のアーティストの素材使ったショート動画もあるんです。
SUZUKA:色々な動画がありますよね。そういえば、ジンジャールートくんが『君に、胸キュン。』のカバーやってる動画も見ましたよ。ジンジャールートくん、この前渋谷でバッタリ会ったんですけど(笑)。
佑果:そうなんだ! すごい偶然だね! op-1のピコピコ音と受話器のマイクの組み合わせがほんと最高〜♫ 心地良くてずっと聴いてられるよね!
SUZUKA:わたしたち『オトナブルー』っていう歌があるんですけど、この「ALFA MUSIC YouTube Channel」に上がっている音楽は、『オトナブルー』を好きで、普段はTikTokを見ているような若い子たちでも「なんか好き」って思ってくれるような作品が多いと思います。
佑果:ファンの人たちにとって、吉田美奈子さんや日向敏文さんのインタビューを聴けることって、とっても貴重ですよね。ALFAのアーティストをもっともっと知れるきっかけになって私も嬉しいです。Reiちゃんの『ラムはお好き?』のカバーもとっても素敵♫ 私もこの曲歌ってみたいなぁ。笑
—— 今日は貴重なお時間ありがとうございました! ふたりの話を聞けば聞くほど、「ALFA MUSIC YouTube Channel」をもっと面白くてチャレンジングなチャンネルにしていけそうな気がしてきました。
ミレニアル世代もZ世代も
玄人もシロウトも
ボーダーレスでみんな楽しめる
「ALFA MUSIC YouTube Channel」
海外の若者を中心に日本のシティポップが注目されるなか、今回ご紹介したように水原佑果さんやSUZUKAさんも「心から楽しい!」と感じるYouTubeチャンネル「ALFA MUSIC YouTube Channel」。
MVはもちろん、アーカイブ映像をデジタル化した動画や、現代のアーティストによるアルファミュージック楽曲のカヴァー企画「My Favorite ALFA」も人気。
そこでは知られざる「ジャパニーズ・ポップス」の源流に出会えるはず。
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数々の素敵な作品を残していただいた
高橋幸宏さんのご冥福をお祈りいたします。