「A.P.C.」、著名ワイナリーと提携し高級オリーブオイルを発売開始

ピザボックスに特別モデルのXbox、果てには超高級オレオ。ハイプブランドがファッションの外へと進出するのは、今や珍しい話ではない。

それでも、「フレンチメゾンがオリーブオイルを生産」というのは、斬新に聞こえるのではないだろうか。

異色の商品を発表したのは、上質なベーシックスタイルで知られるファッションブランドの「A.P.C.」。

フランス最大の見本市で数多の金賞を受賞した著名なワイナリー「シャトー・ドゥ・モンフラン」と提携し、「トスカ」と名付けられた希少な品種を特別に生産して造られたオイルだ。

この品種はフィレンツェの農業技術大学のコレクションから見つかったもので、上質ではあるが、生産性の低さからこれまで注目されてこなかったそう。

これに目をつけたA.P.C.は、最新技術を駆使した抽出方法を用いることで天然果汁を余すことなく利用し、希少で上質なオリーブオイルの生産に成功したのだという。

認証を受けた有機栽培で増殖され、苦味や酸味をほとんど感じさせない、まろやかなオイルに仕上がっているようだ。

そのお値段は、250ml/本で3,024円。オイルとしては高級な部類だが、それと釣り合うほど上質なクオリティなのだろう。

また、A.P.C.らしい上品なラベルも特徴的。パリのデザインスタジオ「M/M」が手がけた作品で、同じイラストをのせたティータオルも発売されるとのことで、併せて注目したい。

ちなみに、日本での販売店は以下の通り。

代官山FEMME、代官山HOMME、青山、原宿、吉祥寺、札幌、金沢、京都、福岡、広島、鹿児島