今、九州で広がる「オリーブの栽培」 その背景は? 味は?

アンチエイジングや生活習慣病予防など、健康効果も注目され日本に定着したオリーブオイル。ですが、生産量となるとどうでしょう?

日本のオリーブオイル消費量は年間約5万3,000トンとされていますが、生産量はわずか年間約20トン。近年では小豆島産のオリーブが国際的にも評価されるなど、国産も注目を集めていますが、需要と供給がかなりアンバランスな状態です。

そんな中、国産オリーブの新たな産地として、名乗りを挙げているのが九州です。料理に、美容に、オリーブがライフスタイルのあらゆるシーンで使われるようになっているからこそ、九州産オリーブに期待したいところです。

オリーブ栽培が
九州の農業を救う

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そもそもなぜ今、九州でオリーブの栽培が活性化しているのでしょう? 一般社団法人九州オリーブ普及協会の百富孝行理事長に話を伺いました。

「まず、オリーブ栽培は耕作放棄地を有効に活用できることがあげられます。もうひとつは、地域の活性化です。温暖な九州では果実栽培が盛んですが、果実栽培は重労働で担い手が不足しています。一方でオリーブ栽培は、果実栽培に比べると軽労働です。地元の若者も従事しやすく、過疎化を食い止める方法としても有効です

また、近年は温暖化の影響を受けて、果実栽培そのものが難しくなっているのだとか。オリーブ栽培は比較的温暖化の影響が少なく、そういった点からも、果実からオリーブへのシフトが徐々に進んでいるようです。

九州オリーブ普及協会は、その旗振り役。イタリアからオリーブ栽培技術者の協力を得るなどして、技術・経営の指導や苗木の提供、PR活動を行っているのだとか。

目指すは100万本!
東洋一のオリーブアイランドへ

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九州オリーブ普及協会が目指すのは、九州を東洋一のオリーブアイランドにすること。具体的には100万本のオリーブを栽培することです。

「異業種からの参入を歓迎し、専業農家を育成。高品質で栽培効率の良いオリーブの苗木を育て、安定して収益を得られる仕組みを作りたいと考えています」(百富孝行理事長)

まだまだ100万本という数字には遠いものの、品質の面ではすでに九州オリーブは高い評価を得ています。

九州オリーブ普及協会の関連会社である「オリーブジャパン」のECサイトでは、オリーブの実やオイルに加えて、「オリーブ茶」「オリーブ石鹸」「オリーブの枝葉で染めたハンカチやスカーフ」などが販売されていますが、一部商品は入荷後即完売になることも多いとか。

人気の秘密は
日本人好みのさっぱり

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九州オリーブの樹木は、イタリアのトスカーナ地方原産のもの。その特徴は、フレッシュで若干のスパイシーさがありながらもマイルドな味わい……と、とっても日本人好みだそうです。

日本の風土で作られた日本人の舌に合うオリーブ、ぜひ食べてみたいですね。ちなみに、「オリーブジャパン」のECサイトでは、例年10月頃にその年の生産分が発売になるそう。予約で完売する商品もあるので、早めにチェックしておきたいですね。

フードクリエイティブファクトリー

暮らしを楽しくするキッカケになる記事を書いています。「大切な人との暮らしをもっと楽しく」を理念に活動する食と暮らしの企画制作チーム。農水省の海外向け和食PRサイト Taste of Japanへのレシピ提供や、シンガポールで連載や地方自治体のイベントプロデュースや料理教室など、日本の素敵な暮らしを世界へ発信しています。


Licensed material used with permission by 一般社団法人九州オリーブ普及協会

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だから、味にはほぼノータッチです。