世界最長の空路、居心地が良すぎて「降りられない」かも

「カンガルールート」というものをご存知だろうか。

これは、オーストラリアからイギリスへの飛行機の運航ルートのこと。燃料の都合でシンガポールで一度乗り換えが必要なことから、止まっては跳ねる同地の動物になぞらえて呼ばれている。

ある種“名物”のカンガルールートだが、あと数年で去就することになるかも。というのも、オーストラリア「カンタス航空」が、シドニーからロンドンまでの直行便を計画しているのだ。

2025年の開始を予定しているこのルートは、距離にして約17000キロ、所要時間は約17時間と実現すれば「世界最長」の航空路となる。

これに伴い、カンタス航空は既存のボーイング787-9型機から、新たなエアバス「A350-1000」を発表。長時間のフライトを快適なものにするため、客室の居住環境を大幅に向上させた“ホテルのような”客室を実現するとしている。

© qantas/Instagram

特にファーストクラスでは、リクライニングチェアや32インチの大画面モニターに加え、クローゼットや2人用ダイニングテーブルまで完備。

© The Official News Room of Qantas Airways Limited

広々とした空間に、快適な居住設備。まさにホテルのような客室となっているのがわかる。

また、ビジネスクラスでも18インチのモニターやオットマンなどが実装され、抜群の居心地が提供されるようだ。

もはやこれ、居心地が良すぎて飛行機から降りたくなくなる「旅先が飛行機」の状態になるのでは(笑)

なお、カンタス航空はシドニー/ロンドンに加えシドニー/ニューヨーク便も計画しているとのこと。

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Top image: © The Official News Room of Qantas Airways Limited
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。