重要文化財を多く抱えるイタリアの「ある問題」

4月11日、イタリアの閣議はアートやモニュメントなど重要な文化財を破壊する行為を行った者に対して、最高6万ユーロ(約900万円)の罰金を科す法案を承認した。

これはイタリアの文化大臣Gennaro Sangiuliano氏が提案したもの。イタリアでは4月初めに、ローマの観光地のひとつ「スペイン階段」のふもとにある「バルカッチャの噴水」が、環境活動家によって水を黒く染められる事件が発生していた。彼はこの清掃に4万ユーロ(約600万円)の費用が発生したと述べている。

そして、こうした作業は高い技術を持った専門家や機材などに頼らざるを得ないとして、費用が嵩むことについて言及している。

ちなみに、この法案は閣議決定され施行されたものの、60日以内に議会で採択されない場合は失効するとのこと。

とはいえ、複数のメディアの情報によると、この法案は可決される見込みのようだ。

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