CG一切不使用で表現した、TOYOTAレーシングカーの魅力
「スーパー耐久」シリーズをはじめ、モータースポーツの最前線で性能の限界に挑んできたからこそ誕生した「トヨタ GRカローラ」。
その魅力を最大限に伝えるショートフィルム作品『Metalmorphosis』が制作された。
作品を担ったのは、ブランドをヒーローに変えるオーストラリアのコンテンツ制作会社「HERO」。一切のCG技術を使わないことで、GRカローラの野性味がよりリアルに描かれている。
2分少々なのでまずは観てほしい。
Reference: Toyota Australia / YouTube
驚くべきは、あえて茨の道を進むがごとく、イラストのコマ送りやカルーセルがふんだんに用いられている点である。もちろんグリーンバックやエフェクトも一切なし。
レース場の外周やトンネルなど、各所にイラストがコースに沿って貼られ、車に設置されたカメラで撮影されたライブアニメーションで魅せるテクニックには脱帽。
世の中にありふれたCG技術をあえて使用しないことが、無骨さや野生、荒々しさをリアルに魅せるのに有効だと感じられる映像だ。
まさに、「Metalmorphosis(鋼鉄×変態)」である。
Reference: thehero.co
Top image: © iStock.com/helen89