「太平洋ゴミベルト」が、本来なら沿岸にいる生物の新たな巣窟になっているらしい【研究結果】

プラスチックゴミなどの海洋廃棄物が集まる、太平洋ゴミベルト。そこが、生物たちの新たな巣窟になっているらしい——。

学術誌『Nature Ecology & Evolution』に掲載された発表によると、太平洋ゴミベルトに浮かぶゴミの70%以上に、通常は沿岸部にいるはずの生物が生息しているんだそう。

また、約3分の2のゴミでは、沿岸種外洋の生物共存しているそうだ。

しかも、なかには浮遊ゴミで繁殖している生物もいるとのこと。本来なら外洋にいない生物が太平洋ゴミベルトで新しい生態系を作り出し、既存の生態系に悪影響を与える可能性があるようだ。

環境だけでなく生態系まで破壊しかねない、廃棄プラスチック問題の解決が急がれる。

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