世界の海をきれいにするのは、「クラゲ型ロボット」かもしれない

世界的な問題になっている海洋プラスチック汚染を解決するため、クラゲ型ロボット「Jellyfish-Bot」が誕生した。

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同ロボットを開発したのは、ドイツの「Max Planck Institute for Intelligent Systems」の研究者たち。海洋プラスチック汚染問題を解決する方法を探すために自然に目を向けたところ、クラゲからヒントを得たという。

クラゲが上方向に泳ぐと自身の周囲に水流ができ、ものを閉じ込められるらしい。この特徴を反映させて開発されたのが「Jellyfish-Bot」で、泳ぎながら水中の廃棄物を集められるそうだ。

このロボットを使う大きなメリットは、周囲の環境に悪影響を与えないことなんだそう。

というのは、従来のロボットは油圧ポンプや騒音などがほかの海洋生物へのダメージになっていたのに対し、このクラゲ型ロボットは静かで周囲の環境に干渉もしないらしい。

廃棄プラスチックは、全海洋ゴミの80%を占めているとされている。クラゲ型ロボットによる海の浄化が実現することを願いたい。

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