見かけだけで「ハンバーガーを判断」するのはやめておこう。
「人を見た目で判断しないのは愚か者だけである」
著作『ドリアン・グレイの肖像』の中で、英国世紀末文学の鬼才オスカー・ワイルドは皮肉たっぷりに綴った。
けど、あくまでも彼が言っているのは「人間が相手のとき」の話で、恐らくハンバーガーに対して同じように考えはしなかっただろう。
先日、米国のファストフードチェーン「バーガーキング」が公開したこのハンバーガーを見て、“正義の味方”と思う人はいないはずだから。
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禍々しさすら感じさせる、いかにも邪悪そうな真っ赤なバーガー。
ヴィランかダークヒーローとでも手を組んだのかと思いきや、このバーガーの正体はあの「スパイダーマン」とのコラボ商品で、新シリーズ『Spider-Man: Across the SpiderVerse』の第一弾の公開を記念したものだった。
黒地に赤のコントラストが際立つ、新しいカラーリングとなった同ヒーローがモチーフというわけ。
文字通り異色の強烈なビジュアルだが、モチーフはあの“親愛なる隣人”。危険な存在ではないし、きっと親しみやすくおいしいことだろう。
ワイルドが正しいか間違っているかはさておき、少なくとも「ハンバーガーは」見かけで判断しないようにしよう。
米国および一部の地域にて、5月15日〜6月21日の間に期間限定で提供される。現時点で日本に進出するかは不明だが、フランス等他国にも進出するようなので、もしかしたらお目にかかれるかもしれない。
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