Netflixが仕掛ける没入型レストラン「NETFLIX BITES Vegas」
Netflixが贈る、新たなエンターテインメント体験。
2025年2月20日、ラスベガス・MGMグランドホテル&カジノ内に「NETFLIX BITES Vegas」がオープンされる。
「食」で体験する、Netflixの世界
Netflixによると、「NETFLIX BITES Vegas」は、Netflix作品の世界観を料理を通じて体感できる、これまでにないレストラン体験を提供するという。「ストレンジャー・シングス」のイレブンが愛した「イレブンのフライドフィースト」、恋愛リアリティショー「Too Hot to Handle」をイメージした刺激的な「Too Hot to Handle風ブラッディマリー」など、メニューを見るだけでもワクワク感が止まらない。
リアル空間進出は必然? Netflixの戦略を読み解く
Netflixのレストラン事業への進出は、2023年の期間限定レストラン「NETFLIX BITES Los Angeles」の成功が大きく影響している。Netflixは、「NETFLIX BITES Los Angeles」を通して、リアル空間での顧客体験が、ファンエンゲージメントやブランド認知向上に大きく貢献することを証明したと言えるだろう。
近年、ディズニーやUSJなどのテーマパークが、人気作品の世界観を再現したエリアやアトラクションを展開し、大きな成功を収めている。Netflixの強みは、世界中に熱狂的なファンを持つオリジナル作品の数々だ。Netflixは、今回のレストラン事業を皮切りに、将来的にはテーマパーク事業への進出も視野に入れている可能性もある。
「体験」を競争軸に。飲食業界の新たな潮流
「NETFLIX BITES Vegas」は、従来のレストランの枠を超えた、新たな顧客体験を提供する。近年の飲食業界では、顧客は「美味しい」だけでなく、「楽しい」「面白い」「写真映えする」といった「体験」を求めるようになっている。「NETFLIX BITES Vegas」を通して、顧客に作品の世界観に浸り、五感を刺激する「食体験」を提供することは、Netflixが単なる映像配信サービスを超えて、総合的なエンターテインメント企業へと進化しようとしている証と言えるだろう。