Netflixと米最大のビール製造所がコラボ。ノンアルビールを発売

ドラマや映画を提供するだけでなく、近年は社会問題にも積極的に関与する「Netflix」が、またしても予想外の戦略で世界を驚かせている。

なんとNetflix、アメリカ最大のノンアルコールビールブランド「Athletic Brewing」とタッグを組み、3種類のノンアルコールビールを発売していた……!

『Our Oceans』の壮大なスケールを
爽やかなIPAで表現

YouTube / Athletic Brewing Company

Netflixは、ドキュメンタリー番組『Our Oceans』の公開を記念して、同番組の世界観にインスパイアされたノンアルコールビール「Marine Odyssey IPA」を発売。

この番組は、7万5000マイルに及ぶ海洋を舞台に、最新技術で捉えた海洋生物の生態や、知られざる深海の神秘に迫るドキュメンタリー。元アメリカ大統領であるバラク・オバマ氏がナレーションを務めたことも話題となっている。

Marine Odyssey」は、そんな壮大な世界観を表現したノンアルコールIPA。グレープフルーツ、オレンジ、レモングラスのアロマが織りなす爽やかな味わいは、まさに海の広がりを感じさせる。度数0.5%未満、12オンス(約355ml)あたり60カロリーと、健康を気にする人でも手に取りやすいのもGood。

また、注目すべきは両ブランドが掲げる環境保護への意識の高さ。収益の一部は環境保護団体に寄付する活動を行う「Athletic Brewing」へ。今回のコラボレーションにおいても「Two For The Trails」プログラムの一環として、カリフォルニア州サンエリホ・ラグーンの海岸流域復元プロジェクトを支援するために、約1万5000ドルを寄付する予定だという。

ビール片手に、海の未来に乾杯!
サステナビリティへの貢献

©Athletic Brewing Company

今回のコラボレーションは、高品質なクラフトノンアルコールビールと、映像コンテンツの画期的な融合と言える。視聴者は「Marine Odyssey」を片手に作品の世界観に浸ることで、視覚だけでなく味覚や嗅覚を通して、より深く作品へと没頭することができる。

雄大な自然や環境問題をテーマにした作品の場合、視聴者に「自分ごと」として捉えてもらうための工夫が重要になってくる。そういう意味でも、このビールは五感を刺激することで、単なる"視聴"を超えた、より深い感動体験を創出していると言えるだろう。

映像コンテンツと親和性の高い食の分野において、今後もこのような体幹型のプロダクトが新たな取り組みとともに生まれてくることに期待したい。

👀GenZ's Eye👀

Netflixのこの取り組みは、私たちに「消費」を通して社会貢献できるという新たな視点を提供してくれる。自分の価値観に合った消費を選択することで、私たちは、企業の社会貢献活動を促進し、よりよい未来を創造していくことができるのではないだろうか。

Top image: © Athletic Brewing Company
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。