食べるな危険「ガラスの和菓子」がめちゃくちゃかわいい
装飾ガラスの総合企業「中日ステンドアート」による、装飾ガラスの新しい意味や可能性を探る研究プロジェクト「装飾ガラスデザイン研究所」。
その一環として開発された「食べられない和菓子」が、か……かわいいんです……!
©株式会社中日ステンドアート
見慣れたフォルムなのに、ガラスになると不思議と愛らしさが増す。どんなに巧みに描かれてあっても食べられないことの喩えである「絵に描いた餅」を地でいくようなタイトル「GABEI 画餅」というのもおもしろい。
シリーズ第1弾として、栗饅頭にあんころ餅、練り切り(手毬・菊)、栗きんとん、ういろう、水無月、豆大福、水饅頭の9種類がお目見え。
本物の和菓子を細やかに観察し、キルンキャストやキルンフュージング、バナーワーク、吹きガラス、積層ガラスなど、さまざまな装飾ガラスの技法を使い分けて一つひとつの魅力を表現した。
©株式会社中日ステンドアート
そしてもうひとつの実験的プロダクト「RURI to ISHI」にも注目。
これは、自社のステンドグラスの端材やパートナー企業から譲り受けた鏡や太陽光パネルなどの廃材ガラスを使った人造大理石のテラゾー。
素地とガラスを同系色にまとめたもの、廃材のガラスを幾何学の形に切り出して意図的な造形を加えたもの、鏡や太陽光パネルの廃材を混ぜ込んだもの……建材への応用も視野に入れ、環境に配慮したものづくりとオーダーサービスへのチャレンジで開発された。
© 株式会社中日ステンドアート
さて、気になる購入に関してだが、「GABEI 画餅」は一般販売OK。
「RURI to ISHI」はサンプル商品のため、要望にあわせたデザインで制作してくれるそう。
どちらもまずは同研究所のCONTACTページから連絡をとのことだ。
『装飾ガラスデザイン研究所』
Top image: © 株式会社中日ステンドアート