明治時代からつづくマシュマロ和菓子屋さんのかわいい新作

マシュマロと和菓子。一見むすびつかなさそうなふたつの融合物「マシュマロ和菓子」なるものが存在する。しかも、明治時代から。その元祖マシュマロ和菓子屋さん、岡山県にある「つるの玉子本舗」さんが新たなブランドを立ち上げたという。

それがこちら、「つるの玉子」だ。完成したのは、今から130年前のこと。当時またたく間に大ヒットとなり、それ以来現代まで愛されつづける岡山の銘菓となっている。

だけどこれ、初代の「挑戦」なくしてはなし得なかったこと。まず、日本に入ってきたばかりのマシュマロのつくり方を外国人から学ぶ。そしてそれを和菓子に活かすことを考えて、試作する…。「創造することへの情熱」と、「常に前進し続けるチャレンジ精神」にあふれた初代の話は、現代の四代目に至るまで大事に語り継がれてきたのだろう。

そして、「つるの玉子」誕生から130年経った節目の年に、四代目の下山和己さんが立ち上がったのだ。“初代がそうだったように”と原点に立ち返り、マシュマロを使った新たな和菓子づくりに「挑戦」する。それが、冒頭でご紹介した新ブランド「つるたま」なのだ。

 1.重-ju マシュマロ羊羹

2.円-en 表裏マシュマロ

3.点-ten 和マシュマロ

4.玉-gyoku マシュマロ饅頭

見た目の美しさもさることながら、あの“マシュマロっぽい”食感も、ほかの素材とのマッチングも。ぜんぶを徹底的に追及して生まれた、新生・マシュマロ和菓子たちである。

そして現在、これ以外にも、季節の素材を活かしたものや、さらなる新しいマシュマロ和菓子を開発中なんだとか。何もないところからマシュマロ和菓子を生み出した初代の魂を受け継ぎ、「つるたま」は今後も挑戦を続けていく。