英国の「使い捨てプラスチック規制」、実際は何が禁止されるの?

プラスチックごみ問題──。

海洋ごみとなったプラスチックが大量のマイクロプラスチックに分解され、それが野生動物に影響を及ぼす様子。写真や動画と共に、ニュースで何度も映し出されてきたであろう。

しかし、問題の根源を探れば、それは日常の中に深く根差している。「シングルユースプラスチック」と呼ばれる、使い捨てのプラスチック製品だ。

この問題に対し、イギリスが大きな一歩を踏み出した。

英国では、今年10月からあらゆる使い捨てプラスチック製品に規制が敷かれる。対象となるのは、ポリスチレン製のカップやプラスチック製の皿、カトラリー、トレイ、ボウルなど。

ショップやレストランでは、こうしたプラスチック製品の販売や提供が禁止に。ものによっては、たとえ禁止前から在庫が残っていたとしても、企業はこれらの製品を供給することができなくなるという。

英国は、先進国の中でも積極的に環境問題に取り組んできた国のひとつ。厳密な日程はまだ決まっていないものの、政府はこれにとどまらず、将来的にすべてのプラスチック製包装を禁止する予定であると述べているそう。

さて、私たち個々人にとって、この動きはどう受け取るべきなのだろうか。

ビジネスや生活の中で、最初こそ苦労が増えるだろう。でも、その生活が浸透して慣れてしまえば、規制は新しい選択肢を生み出す契機となるはず。

捉え方次第では、これは「制約」ではなく、選択肢を拡げる“チャンス”と呼べるかもしれない。

プラスチック製品が禁止になっても、それに替わる方法はいくらでもあるはず。ちなみに私は“マイタンブラー”を常に持ち歩いています。節約にもなるし、飲み物の温度も保てるし、実はメリットだらけ。

こうした規制をきっかけに、サステナブルな発想がもっと広がっていくといいな。

Top image: © iStock.com/tbradford
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。