ミラノが「眠る街」へ。規制で夜遊びがほぼ禁止に

夜の都市には様々な魅力があるが、多くの場所で乱痴気騒ぎが問題視されており、世界的に取り締まりの動きが強まっている。

例えば、仮装や交流を楽しむ人でごった返す、渋谷ハロウィン。近年では路上での飲酒やアルコール販売が規制され始め、今年さらに厳しくなったことは記憶に新しい。

このように、深夜の騒音やポイ捨てなどの迷惑行為が絶えずに規制に乗り出す街は、渋谷だけではないようだ。

イタリア・ミラノにあるポルタ・ヴェネツィア地区では、夜間のテイクアウト食品や飲料品の販売が禁止される。一旦は11月19日までの期間限定を予定しているが、延長される可能性もあるという。

規制は、夜間に路上で飲酒や軽食を楽しむ人々による騒音問題に対処するもの。この問題は多くの地域住民を悩ませており、実際に住民が自治体を相手に裁判を起こす事態にまで発展していたようだ。

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禁止措置の対象となるのは、ミラノ中心部にほど近いグリェルモ・オベルダン広場からメルツォ通り、ラザレット通りまでのエリア。屋外席や自動販売機が設置されているすべての施設、バー、屋台、店舗が含まれる。

平日は午後0時から午前6時まで、週末は午前1時30分から午前6時までの時間帯で、飲食物の販売が禁止される。さらに、路上販売業者は午後6時から午前6時までの販売も規制の対象となった。

ミラノ市長のジュゼッペ・サラ氏は、規制について「都市も人と同様に休息時間が必要です。私は“眠らない街”という考えは信じていません」と述べ、この措置を擁護している。

また、ミラノがこのような規制で夜間騒音問題を解決しようとするのは初めての試みではない。

2020年5月には、地元住人らがロックダウン生活に飽きてCOVID-19の安全規制に公然と違反したことから、夜間におけるテイクアウトのアルコールの販売が禁止された。

昨年の夏にも、道路での飲酒を防ぐために禁止措置が導入された。ただし、これらの措置はいずれも一時的であり、今回の禁止措置も同様である。

ミラノは独自の手法で夜間騒音の問題に取り組んでいることで知られており、今回の禁止措置も解決の一助となるだろう。ポルタ・ヴェネツィア地区に夜の静けさが取り戻され、“眠る街”となることを期待したい。

うるさくて寝れない地元の方々の気持ちも理解できますが、深夜営業できなくなることで売上が減ってしまう飲食店の方々もかなりの痛手なのでは……

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