「紫外線に当たれない人」がいる事実、アナタは知っていた?
難病「色素性乾皮症」をご存知?
この病気は紫外線に当たることで進行するため、患者はとくに外出時には専用の服装で紫外線から身を守る必要があるなど、生活の難易度はかなり高い。
そうした人たちがいるという認知をより高め、過ごしやすい社会環境をつくることを目的とした「No!UV mark project」が始まった。同プロジェクトを立ち上げたのは、色素性乾皮症の息子を持つ父親。
プロジェクト始動に合わせて「No!UV mark」を作り、ヘルプマークやマタニティマークのように、その人の状況を示してくれるチャームとして展開をはじめた。
©株式会社ピーカブー
チャームを当事者に届けることから始まり、続いて電車やバス、学校、病院などの施設での紫外線対策を呼びかけ、対策が完備された合図としてのマーク活用を促していくようだ。
こうしたステップを経て、ゆくゆくは各施設の窓などにUVカットフィルムやUVカットガラスを導入、「No!UV mark」を掲示された社会を目指す計画。
世の中への発信という意味では、まずは色素性乾皮症という病気と、それによって「紫外線に当たれない人がいる」という事実を世に認知すること。そして、より多様な人々が暮らしやすい環境を整えられる土台作りから始めていくという。
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