【華麗なる飛び級人生】史上最年少で博士になった18歳

「驚異的な卒業生の紹介です―――」

先月、アリゾナ州立大学博士課程の卒業式にて。スピーカーの恭しい紹介とともに、一段と大きな歓声で壇上に迎えられた卒業生がいた。Drothy Jean Tillman II、シカゴ出身の18歳である。

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17歳で全米でもっとも革新的な大学とよばれるアリゾナ州立大学のBehavioral Health Management Program(行動健康管理プログラム)の博士課程に合格したDrothyは、昨年12月に博士論文の審査に合格し、同大学で史上最年少の博士となった。

「National Center for Science and Engineering Statistics (NCSES)」のレポートによると、米国で2020年から2021年の間に博士号を取得した人の平均年齢は31.4歳。つまり、一般の人より10年以上も早く博士になってしまったというのだから、大変な偉業である。

「飛び級」人生を可能にさせた
アメリカの才能教育

Drothyの飛び級人生は今にはじまったことではない。なんでも、大学の勉強をはじめたのはなんと10歳のときだというから驚く。12歳で教養学の学士号を、その2年後には修士学位を取得。その後も好奇心と学習意欲は尽きることを知らず、今日まで飛び級しまくってきたようだ。

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もちろんDrothyの努力や秀才っぷりも凄まじいものだが、この学習スピードを可能にしたのがアメリカの才能教育。州や地域ごとにホームスクールや早期入学などの制度を導入しており、意欲と学力さえあれば年齢問わずに学びを追求することができるというもの。

ゆえにDrothyのような特殊例もたまに発生するというわけだが、昨年は12歳の少年が5つの学位を取得してフラートン大学を卒業したことが話題にも。

飛び級ティーンの次なる目標

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さて、Drothyの今後の展望だが、「同世代のように自分の将来については考え中」らしい。それでも、在学中に設立したSTEMと呼ばれる理系科目とアート系の科目をかけ合わせた教育プログラムを充実させていきたいそうで、今夏には同プログラムのサマーキャンプも開催する予定なのだそう。

Drothyはあるインタビューでこう語っている。

「私が経験したことを伝えていくことで、他の子どもたちにも自分に与えられたギフトや才能を知ってほしい。だって、やりたいことは何だってできるんだから」

年齢はただの数字。飛び級ティーンは今後も多くの人をエンパワーしていくことだろう。

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