茶畑の景観を守りたい──。老舗製茶問屋が手がけた「茶の実オイル」

消費者の“お茶離れ”に価格の低迷、そして高齢化や後継者不足などにより全国で増える茶畑の耕作放棄地。それは日本一のお茶の産地、静岡県も例外ではないという。

茶畑の景観を守りたい──。

そんな老舗製茶問屋さんの強い想いのもと誕生したのが、耕作放棄地で採れた茶の実を活用したスキンケアブランド「采茶〜SAICHA(サイチャ)」だ。

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茶の実にはβ-カロテンやオレイン酸、リノレン酸をはじめとした肌を整える成分が豊富に含まれているという。それらの栄養を損なわないよう時間をかけて丁寧に圧搾し、余計なものを混ぜずに作られたサイチャの茶の実オイルは、乾燥による小じわを目立たなくしたり(※1)、肌荒れや敏感肌などお肌のトラブルにアプローチしたり(※2)……といった効果が期待されるんだそう。

茶の実100%なのでテクスチャーはやや重め。化粧水などでしっかり潤った肌にやさしくなじませるのがおすすめだという。

ナッツのように芳ばしい独特な香りも魅力的だ。

(※1)効能評価試験済み(※2)パッチテスト済/全ての方に肌トラブルが起こらないということではありません

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ちなみに茶の実オイルは、茶の実2粒からわずか約1滴しか取れないとっても貴重なものだそう。つまり製品20mLには、約400粒分が詰まっているという計算に。5940円(税込)と少々値は張るが、「リアルオーガニック・ナチュラル®コスメ」にも認定されていることからも、自然派コスメに興味のある人にこそ試していただきたいプロダクト。

どういった背景から商品が生まれたのか、そこを知ることでモノを選ぶイミを見出すこともある。いま、日本茶が抱える問題に対し、新たなアプローチで問題解決を試みようとする。そういったものづくりのスピリットに共感させられる。

詳しくは、公式サイトをチェックしてみて。

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