パタゴニアで出会った「洗濯の友」が守るもの【サステイナブルはじめの一歩④】

なんとなく「世の中の流れ」に乗り遅れているなぁ〜と感じている普通の会社員が、自分よりもちょっとだけ意識高めな同僚たちの体験談を参考に、サステイナブルな暮らしに馴染んでいく(予定)という連載企画。

第四回は、WEBディレクターのEちゃんが使い始めた「洗濯ネット」の話です。

エシカルやら、サステイナブルやら、いろいろありすぎて、もう何からはじめたらいいのかわからないですよね。

それでも、生活にさくっと取りれやすいこんなアイテムなら、私のようなものぐさ人間でも、一歩踏み出せるかもなぁと思いました。

目には見えない「アレ」を
意識し始めました

©2021 NEW STANDARD
Eちゃん

「私、“グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ”っていうやつ使ってますよ」

Endo

「何それ。私のフレンドに“グッピーさん”っていうあだ名の人ならいるよ」

「残念ながら、そのグッピーさんとは関係ないですね。これは洗濯するときに服から流れ出るマイクロファイバー(合成繊維)をキャッチして、海とか川に流れる量を減らしてくれるっていうアイテムです」

「日々のお洗濯のときにそんなことが起こっているのか」

「そうなんですよ。ポリエステルとかナイロンとかの服を洗濯するとマイクロファイバーが出るんですよね」

「無知の恐ろしさよ。海とか川を汚染しているのは、ペットボトルとかプラごみ由来のマイクロプラスチックだけだと思ってた……。これ、中に服ぶっこんでとにかく洗濯するだけ?」

「はい、それだけです。化学繊維のものだけでいいので、綿や麻100%の服なんかは必要ないですね」

「どのくらい入るの?」

「それなりに大きさはあるんですけど、あんまり入れすぎると洗濯の質が落ちちゃうんで、Tシャツは2〜3枚、パーカーなら1枚って感じです」

「ちなみにさ、洗濯終わった後、バッグの中に残ったは繊維が見えたりするのだろうか」

「見えるんですけど……ほんのちょっとですね。ただ、これを何百回、何千回と繰り返していくことを考えると、チリツモですよね。あと、これを使うことで、“目には見えないけど環境に影響を与えているもの”を意識するきっかけになったんです」

「カッコイイんですけど」

「私もパタゴニアで買い物してるときにたまたま見つけたんですけどね。ただちょっとお高いんですよね(4,000円くらい)」

「ぐはあぁ!ホントだ、高い。おなか痛い。ちなみにこれ洗濯ネットということはもちろんお洋服の消耗も軽減してくれるわけだよね」

「普通の洗濯ネットってメッシュになってるけど、このアイテムはめちゃくちゃ目が細かくて、摩擦も軽減されるみたいだから、服を守ってくれる効果もあると思いますよ。でも、正直私はそこはあんまり気にしてなかったですね(笑)」

「ところでさ、今って結構化学繊維の服ばっかりじゃない?だとするとさ、そもそも海に流れ出るマイクロファイバーを減らすために化繊の服をなるだけ選ばないようにする、みたいなことも考えちゃうわけ?」

「あー、それはないかな。というのも、オーガニックコットンを作るために、一部では不当な労働力が搾取がされてるっていう話も聞くじゃないですか。環境視点だけじゃなくて、もっと複合的な視点で見たときに、一概に化繊がダメでオーガニックコットンならいいみたいなのは、ちょっと違うのかなって思うんです」

「いろんな視点で見るのは、大事」

「ですねー」

「ファッション楽しむのも大事だしさ。服の用途によっては、化繊を使わないで作るほうが逆に消耗が激しいものができちゃってエコじゃない、なんてことも起こりうるわけだもんな」

「ですね

「それにしても洗濯ネットって、てっきり、ブラとパンツがヨレヨレになるのを守ってくれるだけのやつだと思ってた〜。世の中にはすごい仕事をする洗濯ネットがいるもんだ〜」

「せっかくのグッピー繋がりですし、ご友人のグッピーさんにも是非教えてあげてください」

「そうしよう」

©2021 NEW STANDARD

グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ

【購入ページ】
https://www.patagonia.jp/product/guppyfriends-washing-bag/GP001.html

Top image: © iStock.com/anttohoho, RedlineVector/Shutterstock.com, iStock.com/nanmulti, 2021 NEW STANDARD

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