京都檜の大きな「ひのき玉」が、林業とサステイナブルな未来を守る
直径16cmの大きさで作ったひのき(檜)玉。一般的な湯玉の約5倍、体積比にすると約150倍にもなる存在感。
そばに置くだけで、森の中にいるようなやさしいひのきの香りが空間に漂う。
これは、大阪で創業60年を迎えた造作家具工房「栗原木工株式会社」が京都檜の間伐材で作った「森の満月」というアイテム。
ほどよい重みのある大きなひのき玉は、お湯に浮かべれば浴室を優しい香りで満たしてくれる。
©栗原木工株式会社
また、一部分が平らになった球体は、リビングや寝室やお部屋のインテリアとしても置いておける。
クローゼットや靴箱、お手洗いの気になる臭いのケアにも活用可能だ。
©栗原木工株式会社
この「森の満月」の根底にあるのは、「このままでは日本の森が滅んでしまう」という思い。
外国産木材の需要拡大により、日本の林業の存続への危機感もつ製造元の「栗原木工株式会社」。
健康で良質な木材のために欠かせない間伐も日本では採算性などから滞ってしまい、放置される森が増えつつあるという。
©栗原木工株式会社
そこで、北山のひのき間伐材を使った、ほかにはない大きさのひのき玉の制作に着手。これを皮切りに、ひのきや杉の間伐材を有効利用した造作家具などの制作に順次拡大し、日本の森の持続性の向上に貢献していく考えなのだとか。
ひとつひとつ年輪の模様や色味が異なる世界にひとつだけの大きなひのき玉。無垢の手触りを残し、手で木目に触れながら香りを嗅げば、そこはまるで森林の中。
応援購入サービス「Makuake」で入手できる「森の満月」。木の魅力に触れながら、林業の未来に想いを馳せるのはいかがだろう。
© 栗原木工 / YouTube
Top image: © 栗原木工株式会社