「ミライ ヲ ツクル」──。こんな時代だからこそ大切にしたい「意識的」な生き方とは?【横町健×岡田知子】

変化が激しく、将来の予測が困難で、あらゆる物事の不確実性が高い“VUCA”の時代。

そんな時代だからこそ、コミュニティやシーン、世代を問わず、人々が末長く健やかに過ごせる理想の未来に向けて“意識的(CONSCIOUSLY)”に生きることが大切。

未来に向けて、自分たちのできる範囲で、新しい価値観を生み出していく──。

そんな想いを日々のクリエイティブのなかで実践している「BOTANIZE」のディレクター・横町健さんとヘア&メイクアップアーティストとして活躍中の岡田知子さんを招き、彼らの活動や想いと、「CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ」をテーマにアクションする「KEEN」の共通点を探ります。

岡田知子/ヘア&メイクアップアーティスト

広島県出身。 日本大学芸術学部に入学後、メイクスクールを経て独立。テレビ局でヘアメイクを務めた後にニューヨークへ渡り、数々のブランドのコレクションに参加。06年より日本に拠点を移し、多くのメディアや広告で活躍中。30代を過ぎてから始めたサーフィンとウィンドサーフィンを通じ、地球環境の変化も日々実感している。

横町健/「BOTANIZE」ディレクター

東京都出身。 08年に「株式会社anea design」を設立し、ドッグカフェ「anea cafe」をオープン。16年に塊根植物専門ショップの「BOTANIZE」を代官山にオープンし、塊根植物ブームを主導した。現在はソロキャンプに特化したカスタムカーブランドを立ち上げたほか、山梨・大月市郊外にある700坪の土地にサウナやキャンプなどアウトドアを楽しめる複合施設を建設中。

遊びの延長で仕事をしながら、
未来に向けた新たな価値を紡ぐ

ーーまずはこれから対談していただくおふたり、それぞれの自己紹介をお願いします。

 

横町健さん(以下、横町さん):じゃあ、レディーファーストで(笑)。

 

岡田知子さん(以下、岡田さん):ありがとうございます(笑)。

もともと演劇の勉強をしようと上京したんですけど、大学の2年目ぐらいからメイクの仕事をしたくなってダブルスクールで学んで、そのままヘアメイクの仕事をやれるようになって、かれこれ20年くらい経ちます。

最初はテレビ局でメイクをやってたんですが、もともとファッションや舞台が好きだったので、コレクションの仕事をやりたくて25歳のときに渡米しました。

ニューヨークコレクションなどでトップレベルの人たちから学んだこともあって、ビューティーからコスメまで、ヘアメイクのなかでもいろいろなことをやらせてもらってます。

 

横町さん:僕は仕事が大好きで遊びの延長みたいな感じなんですけど、岡田さんもものすごく仕事を楽しんでやってますよね?

 

岡田さん:そうですね。仕事じゃないみたいな感じです。

私はいろいろやっているといっても基本的にはヘアやメイクアップというジャンルのなかのことですが、横町さんはいろいろな事業を展開していらっしゃいますよね? 

 

横町さん:学生時代、お客さんの8割ぐらいが常連さんの飲食店で副店長をやってたんですが、社長に「売り上げを倍にするから給料も倍にしてくれ」って直談判したら「どうせ無理だからいいよ」っていわれたんです。

常連さん全員の下の名前と最初に頼むドリンクを全部暗記してたんですけど、おしぼりと一緒にファーストドリンクを持っていくと大喜びされて。そしたら後はこっちのもん(笑)。

それで本当に翌月には売り上げを倍にしたんですけど、そのときに「自分のやり方は間違ってないんだ」と独立を志したんです。

 

岡田さん:すごいバイタリティですね。私なんかアトリエを借りるのすら「固定費が」とか悩んじゃってるくらいで......。

横町さん:でも、独立するまで5年間はダブルワークでお金を貯めて、インテリアについて学ぶために設計の専門学校とデザインの学校に入ったり、飲食専門のコンサル会社に勤めたり。最初に自分が経営するドッグカフェを出店するまで10年ぐらいかかりました。

ぽんぽんとやっているようにみえて、じつは石橋を叩きまくってるんです。

 

岡田さん:その10年の間に社会情勢や自分の好みも変わるじゃないですか。それでも独立の意志は揺るがなかったんですか?

 

横町さん:最初に思い描いた店からは変わった部分もありますし、今はドッグカフェだけでなくて塊根植物を扱う「BOTANIZE」のディレクターを務めたりと多角化してますが、「人を喜ばせて、笑顔が見たい」という基本的な部分は今もブレていないですね。

綺麗事かもしれないけれど、今も変わらずにそういう仕事がしたいと思っています。

もちろんお金を稼ぐことも大好きなんですけど(笑)。

 

岡田さん:私がメイクをはじめた理由もまったく一緒で、何をすれば人が喜んでくれるか自分のなかの選択肢を探していったときに、最終的にメイクだなって思ったんです。

今後、何十年か経つと頭の中で思い描いた物をAIで出力できる世の中になると思うんですが、そうなっても手を動かし続けていたいと思っています。

 

横町さん:素敵ですね。メイクって人を直接的に喜ばせることができる技術だと思います。

 

岡田さん:そうですね。

でも、一度だけ悩んだことがあって、それが東日本大震災のとき。

すべての撮影がストップして仕事もないし、ボランティアにいっても役立たずだし、メイクでは人の命を救うことができない。

そんな、ある意味で無駄なものに私はなんで情熱を注いでいるんだろうって自問自答しました。

そんななかで私は覚悟を決めたんです。

「これを一生続けるんだったら無駄遣いをせずに道具にこだわりをもち、いいものはいいと自信をもって人に勧められるようにならないとダメだ」って。

 

横町さん:なるほど。

岡田さん:震災のボランティアにいったときに「避難所に雑誌や化粧品を送ってほしい」ってすごく言われたんですよ。暮らしに彩りがないと、人間は覇気がなくなるんです。

私は人の命を救うことはできないけれど、暮らしに彩りを与えることはできる。

「彩りに責任をもてる人間になりたい」と思ってから、自分の意識や仕事への取り組み方が変わりましたね。

 

横町さん:メイクに限らず、見せ方や見え方はすごく大事ですよね。

塊根植物も10年以上前はプラスチックの鉢で育てている植物屋さんばかりだったんですが、僕はブランドとコラボした陶器の鉢に植え替えたり化粧砂を使ったりして、より見栄えがよくなるように工夫してプレゼンテーションしていました。

そうすると感度の高い人がおもしろがって興味をもってくれるようになって、セレクトショップでポップアップをやっているうちにブームに火が着いた感じです。

 

岡田さん:今日持ってきてくださっている植物もそうですよね。「魅力を引き出してくれるいい人に巡り会えて本当によかったね」って思います(笑)。

 

横町さん:でも、最初は「植物はファッションじゃない」って、ボロクソに叩かれたんですよ。

大阪に塊根植物の大御所のおじいさんがいらっしゃるんですが、最初に訪れたときは門前払いでした。

それからしばらくして塊根植物の認知度がグッと伸びたときにもう一度いったら、その人が僕に「あなたのおかげで今もこの仕事を続けることができている。ありがとう」と言ってくださって。

大先輩なのでものすごく恐縮しましたが、そうやって喜んでもらえると本当にやってよかったと思います。

 

岡田さん:引き継ぐってそういうことですもんね。

今までのやり方を守るだけじゃなくて、新しい要素をプラスすることでいろいろな層に向けてアプローチしていかないと、パイが大きく育っていきませんから。

パイが育たないとそのジャンル自体が衰退してしまって、未来がなくなってしまう。

塊根植物も人工物である鉢と組み合わせたときに魅力が引き出されたように、ある種、人工的なものであるメイクを通じて、人間本来の自然な魅力が引き出されるようにしていきたいと思っています。

自然との関わりのなかで見出した
自分なりの価値観

ーーこの対談企画はアウトドアフットウェアブランド「KEEN」が掲げる「CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ」をテーマにしています。「KEEN」は「天井のないところすべて」をアウトドアと定義しているのですが、おふたりとアウトドアの関わりについて聞かせてください。

 

横町さん:今、僕はサウナやキャンプ場を併設したアウトドアフィールドを立ち上げ中で、今年からフォルクスワーゲンのビートルをソロキャンプ用にカスタムするブランドを立ち上げました。

若者がクルマ離れしているなかで、もっと楽しくライフスタイルとしてクルマを楽しむ方法を提案したいと思っています。

 

岡田さん:アウトドアを楽しむときに、美容は絶対に切り離せないものになってしまいました。

今日、私の顔に赤みが差しているのは、この間、久しぶりにサーフィンをやったからなんですけど、湘南の海に入ったのに海外のような焼け方になったんです。

気候変動で紫外線の量と質が変わりつつあって、今までのケア方法が通用しなくなっている──。

これから老若男女問わずアウトドアを満喫するためには美容のやり方も学ばないといけないんだなと感じます。

 

横町さん:そういえば、日焼け止めを塗って海に入ると海洋汚染につながるんじゃないかという見方もあるようですね?

 

岡田さん:そうなんです。だから、今はビーチフレンドリーな日焼け止めもたくさん出ていて、私はサーフィンをするときはそういった製品を選ぶようにしています。

美容って選択肢がすごく広くて、超ケミカルで地球環境に悪いものもあれば、環境にも肌にも優しいものもあります。

私は選択肢があるならば環境に優しいものを選びたいし、みんなにもそちらを勧めたいと思っていますね。

 

横町さん:なるほど。

岡田さん:サーフィンをやっているとサンゴがどんどん死んでいることも痛感しますし、海で知り合った人が住んでいる島も毎年1cmずつぐらいビーチが小さくなっていて、いつかなくなってしまうかもしれないと危惧しています。

アウトドアアクティビティをやっていると、環境の変化をダイレクトに実感しますね。

だから私は植物がファッションとして捉えられるのはいいことだと思っていて、今まで興味がなかった人が植物に興味を持つことは地球環境について考えるきっかけになり得ると思うんです。

 

横町さん:おっしゃる通りだと思います。

じつは、塊根植物のなかにはワシントン条約に規制の対象として記載されるようになった種もありますし、現地で採集することが環境破壊につながるという側面もあって......自分で扱いながらも違和感を抱くところもあるんです。

だから、“実生株”というんですが、すでに自分が所有している株から種を取って増やすことに今は力を入れています。

トマトのハウス栽培農家さんとタッグを組んで、トマトの生産時期じゃないときは実生株の栽培をやることで国内の農業の助けにもなりますし、環境への影響も少なくできますから。

 

岡田さん:それはすごく素敵ですね。

 

横町さん:それから、植物の栽培ってプラスチックの鉢を大量に使うんですよ。だから3年ぐらいまえから生分解性プラスチックを開発して、「BOTANIZE」でプラ鉢を使うときは全部その素材を使うようにしています。

 

岡田さん:あ、聞きそびれていたんですが、横町さんはなんで塊根植物を好きになったんですか?

 

横町さん:もともとはサボテン少年だったんです。

父親が趣味で盆栽教室の先生をやっていて、そこについていっては帰りにサボテンを買ってもらうのが楽しみでした。

大人になってから、あるデザイナーの事務所に遊びにいったら塊根植物が飾ってあって......サボテン少年だったころの情熱が再燃して(笑)、一気に集めはじめたんです。

 

岡田さん:私は趣味のストライクゾーンがすごく狭いというか、本当に選び抜いて手に入れるタイプかもしれません。

仕事道具のメイクブラシも20年選手ですし、「なんでもいい」が口癖なんですけど、じつはなんでもよくないタイプです(笑)。ものよりも体験を収集するタイプかもしれません。

 

横町さん:へぇ、化粧品って集めたくなる要素が強いもののように思うんですが、そのなかでも自分のなかでしっかりと選ぶ基準があるんですね。

 

岡田さん:そうですね。

コロナ以後、メイクのキーワードは「学び」だと思っていて、今までは「どのリップやチークが流行ってるか。何を使うか」がポイントだったんですけど「どう使うか」に重きが置かれるようになった。

その流れは自分にとってすごくフィットしているし、使う人たちがそれぞれの観点でメイク道具やコスメを選ぶことでさまざまな価値観が生まれ、結果、社会や環境にとっていい結果を生むんじゃないかなと考えているんです。

 

横町さん:確かに。

さっき実生株の栽培をやっているといいましたが、やっぱりまだ「現地株のワイルドな雰囲気がいい」という人も多いんですよ。

だから僕はすでに出来上がっている現地株を鑑賞するだけではなく、イチから実生株を育てていく楽しさもあるんだよと提案するように心がけています。

いろいろな価値観や楽しみ方が、世の中にいい影響を与えるんじゃないかなって。

「CONSCIOUSLY CREATED」──
思い描く理想の未来へ

ーーおふたりと「KEEN」の関わりは?

 

横町さん:僕は「KEEN」のなかでも「JASPER(ジャスパー)」の配色がすごく好きで、15年くらい前に出たときから何足も買って履いてきました。

アウトドア施設を建設中の山梨・大月の土地には川が流れているんですけど、水遊びのときは「KEEN」のサンダルをよく履きますね。じつは2年ほどまえにホームセンターで売っているような長靴を履いて鮎釣りにいったときに崖から滑り落ちて手を骨折したんです。

それからアウトドアで遊ぶときはには足元をしっかりさせることを意識しています。

 

岡田さん:私も先日、アイスランドでロケ撮影したときは「PYRENEES(ピレニーズ)」をもっていきました。

山から街に戻ったときも違和感なく履けるので、荷物が少なくなって助かるんですよね。

ひとつの物を長く使うことはもちろん、いろいろなシチュエーションで活用できるものを選ぶことも環境にとって大事なことだと思います。

 

横町さん:「アウトドアもいけてタウンユースにも似合う」となると「KEEN」ですよね。分かります。

岡田さん:私、数年前に西表島の撮影で「KEEN」とご一緒したんですが、それ以前から「NEWPORT(ニューポート) H2」なんかも履いていました。

そのときは「KEEN」が西表島で取り組んでいる、思いやりをもったエシカルな旅を提案する「Us 4 IRIOMOTE」の仕事だったんですが、マイクロプラスチックや離島のゴミ処理問題などの解決に向けて実践していることが知れて、すごく楽しかったですね。

 

横町さん:確かに、今ってたんに格好いいとか流行ってるというだけでなく、製品が出来上がるまでの背景だったり作り手の想いを尊重しながら選ぶようになってきたように思います。

 

岡田さん:デザインや価格以外にも「環境に配慮しているか」がものを選ぶときの基準のひとつになるといいですよね。

「環境にいいものしか絶対に使わない」までいかなくても、コスメもそうですが、山ほど選択肢があるなかでどれにするか迷っているときに「せっかくなら環境にいいものを選ぼう」という感じでもいいと思うんです。

 

横町さん:まずは自分で出来る範囲でやるぐらいがちょうどいいかもですね。

 

岡田さん:そうやって普段から環境に少し気をつけたものを選んでいると、それを身につけていればゴミを捨てるときに「もうちょっと分別しよう」なんて意識が芽生えたり。

「KEEN」のシューズを履いていると「ペットボトルじゃなくてマイボトルをもっていこうかな」ってなったりしますし。

「KEEN」が考える
「地球と人にやさしいツクリカタ」

——今日履いてもらっている「KEEN」のシューズの印象は?

 

横町さん:めっちゃいいですね。

ソールにカーブがついているので脚(足)が自然と前に出るし、土の上でもグリップが効きそう。大月の土地は開拓途中なので石がゴロゴロしているし斜面もあるんですけど、活躍してくれそうな感じです。

これは防水仕様なんですよね?川沿いで遊ぶときも使えそう......うん、いいですね。

 

岡田さん:まさにアウトドアと街の両方で履きたくなるシューズですし、環境に配慮した作り方をしているんですよね?

以前、環境に配慮したものってかわいいなと思ったことがあって、それはフィンランドにロケにいったとき、ケータリングの食器類が生分解性の素材だったんですが、その素材で作られたスプーンやフォークがすっごくかわいくて。

単純にかわいいものって素敵で選びたくなるし、「KEEN」のシューズもまず見た目が素敵だな、と。

横町さん:僕はだいたい黒かグレーの服ばかりなんですけど、シューズだけはカラフルなものを選ぶとポイントになる。

一年中、スニーカーとサンダルばかり履いていますが、「KEEN」のシューズはどれも配色が絶妙ですよね。

 

岡田さん:今日は撮影なので白い洋服を着てますが、私も普段は黒ばかりです。

仕事で色についてばかり考えているせいか、服を着るときまでカラーコーディネートで悩みたくないんですよね。「KEEN」はカラバリも豊富だし、すごく助かってます。

 

横町さん:わかります。

僕が黒やグレーの服を選ぶのも同じ理由です。人間って選択できる数には限りがあると思っていて、そこで悩むなら環境や仕事について選択する時間が欲しいなって。

「KEEN」のシューズは、そんな時間や感覚も提供してくれる気がしますよね。

この秋、注目のプロダクト。
未来作る「KEEN」の一足

対談中、おふたりはこんな想いを語っていました。

格好いいとか流行ってるというだけでなく、製品が出来上がるまでの背景だったり作り手の想いを尊重しながら選ぶようになってきたように思います(横町さん)

普段から環境に少し気をつけたものを選んでいると、それを身につけていればゴミを捨てるときに「もうちょっと分別しよう」なんて意識が芽生えたり(岡田さん)

「CONSCIOUSLY CREATED/意識して、作る」──。

そんな「KEEN」の考えは、クリエイティブのシーンをリードするおふたりの想いと重なっているよう。

日常使いのなかで、そんな「地球と人にやさしいツクリカタ」を体感できる「KEEN」のニューモデルをご紹介します。

【450 DIRT】
<フォーフィフティ ダート>

2023年春、アウトドアシーンで強い支持を受けるフットウェアブランド「KEEN」が独自発想にして舗装路専用のウォーキングシューズコレクションを発表しました。

ソールのカーブ形状が特徴的で、まるで転がるような歩き心地を生み出すことで話題となったシューズに、このたびトレイル仕様のモデルが追加。

「450 DIRT(フォーフィフティ ダート)」は、半径450mmの円の動きから着想を得たカーブ形状のソールシステム「KEEN.CURVE(キーン・カーブ)テクノロジー」でコレクションの特徴である転がるような歩き心地を実現。

未舗装路での使用に求められる耐摩耗性の高いテキスタイルアッパー、優れた反発性能とクッション性を兼備した「HIGH-ENERGY MIDSOLE(高エネルギーミッドソール)」を搭載したニューモデルにも、抗菌剤を使用せず、天然のプロバイオティクスを採用した抗菌剤フリーの防臭加工を施すなど人や環境にやさしい機能も。

【450 DIRT WP】
<フォーフィフティ ダート ウォータープルーフ>

「450 DIRT」のアウトドア性能をさらに高めたのが「450 DIRT WP(フォーティフィフティ ダート ウォータープルーフ)」です。

オールトレイルに対応したグリップ力抜群のアウトソールが特徴的で高い耐水性能を誇るこのモデルには、「KEEN」のほかの製品と同様に「CONSCIOUSLY CREATED」というクラフトマンシップが存分に盛り込まれています。

「PFAS FREE」──。

自然環境のなかに流出した際には長年にわたって分解されることがないことから“永遠の化学物質(Forever Chemicals)”と呼ばれ、また、人に多くの健康被害を引き起こす可能性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)は100%不使用。

まさに「KEEN」の「CONSCIOUSLY CREATED:地球と人にやさしいツクリカタ」というテーマを体現している一足といえるでしょう。

【TARGHEE II MID WP】
<ターギー ツー ミッド ウォータープルーフ>

「KEEN」が誇るトレッキングシューズシーンのロングセラー「TARGHEE Ⅱ MID WP(ターギー ツー ミッド ウォータープルーフ)」。

天然素材の防臭技術や「KEEN」独自の防水透湿素材「KEEN.DRY」を採用した、タフな環境下での使用を想定しながらも、軽量で歩きやすい設計がハイク初心者〜ベテランまで多くのファンをもつ“究極の防水デイハイクシューズ”には、レザー業界の環境保護団体「LWG(レザーワーキンググループ)」認定の工場で、環境に配慮した“なめし加工”が施された皮革を使用。

そんな「TARGHEE Ⅱ MID WP」がコラボレーションモデルをリリースしました。

タッグを組んだのは、環境負荷を最小限にして、アウトドアを楽しむための行動基準を提唱している「Leave No Trace Japan」。

アッパーのアンクル部分には「Leave No Trace」のロゴが、フットベッドには同プログラムの“7つの原則”が日本語、英語、スペイン語の3言語で印字されています。

なお、収益の一部は「Leave No Trace Japan」への充てられるとのこと。

アウトドアシーンで生まれ、育ってきた「KEEN」。

そんなブランドが考える、地球と人にやさしい、意識的なものづくり(=CONSCIOUSLY CREATED)という想いが、ジャンルやシーンを超え、街に、人に、世界に広がっていきますように──。