24時間営業だけじゃない!「エニタイムフィットネス」が東南アジアで選ばれる理由

「海外旅行といえば、グルメにショッピング」そんなふうに思っていませんか? 近年、東南アジア諸国では、経済成長や健康意識の高まりを背景に、ひと味違った旅のトレンドがじわじわと人気を集めています。それが「フィットネスツーリズム」。

グローバルジムAnytime Fitnessがタイで仕掛ける、

東南アジアフィットネス事情

Anytime Fitnessの急成長
秘密は「利便性」と「コミュニティ」にあり

東南アジア全域に420以上の拠点を構える、フィットネスフランチャイズ大手「Anytime Fitness Asia」。彼らがタイで新たに30店舗をオープンすると発表し、その勢いが話題を呼んでいます。

Anytime Fitness Asiaは、「Inspire Brands Asia (IBA)」の傘下企業。2020年に地域マスターフランチャイズライセンスを取得して以来、ネットワークを70%拡大、アクティブ会員数も倍増と、まさに飛ぶ鳥落とす勢い。

IBAグループCEO兼共同創業者のLuke Guanlao氏は、「戦略的な成長と、会員、フランチャイズ加盟者、ビジネスパートナーへの価値提供に注力している。2020年に地域マスターフランチャイズライセンスを取得して以来、ネットワークを70%成長させ、アクティブ会員数を倍増させてきました。タイでの事業拡大は、コミュニティを日々強くするという私たちのビジョンを実証するものだ」。強気なコメントからもその勢いが伝わりますね。

現在、東南アジアで盛り上がりを見せるフィットネス業界ですが、Anytime Fitness Asiaの快進撃は、この地域の成長ポテンシャルの高さを象徴していると言えそうです。

「ウェルビーイング」を追求する時代の流れ

Anytime Fitnessのもうひとつの特徴は、地域密着型のコミュニティ作りに力を入れている点。会員同士の交流やイベントなども積極的に行われており、新しい土地でのコミュニティを求める人々にとっても魅力的だと言えるでしょう。

近年、世界的に「ウェルビーイング」が注目されています。これは、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味し、単に健康であることだけでなく、より積極的に幸福を追求する姿勢を表したもの。東南アジアにおいても、経済成長に伴い人々の価値観は多様化し、物質的な豊かさだけでなく、精神的な充足を求める傾向が強まっています。Anytime Fitnessが提供する「利便性の高いフィットネスサービス」と「地域社会とのつながり」は、まさにこの「ウェルビーイング」を求める時代の流れに合致しているのではないでしょうか。

東南アジアの人々のライフスタイルの変化、そして健康に対する意識の高まりを背景に、フィットネス業界は今後も成長を続けることが予想されます。そして、Anytime Fitnessの快進撃は、そんな東南アジアのフィットネス市場の活況を、そして人々の価値観の変化を象徴していると言えるのかもしれませんね。

👀 GenZ's Eye 👀

会員になると全世界の店舗を利用することができるエニタイムフィットネス(Anytime Fitness)。日本でも店舗数は多く、筆者も利用していましたが安価で非常に便利な印象があります。これからも店舗数は全世界で増え続けていくのではないでしょうか。健康意識の広まりだけでなく、旅行中にウェルネス体験を取り込むという新たな試みを見ることもできますね。

Top image: © iStock.com/paylessimages
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。