渋谷に現れた赤い自販機をくぐると、その奥には優雅な茶室。綾鷹が展開した『ヒトクチヒトイキ』プロジェクト
自分のペースを見失いがちな現代社会に寄り添うべく、「綾鷹」が特別な体験空間を提供。
5月15日から18日までの4日間、渋谷のOPEN BASE shibuyaに期間限定で展開された『ヒトクチヒトイキ茶室』は、慌ただしい日常からしばし離れ、自分自身と静かに向き合う時間を提供する斬新なアイデアだ。
赤い自販機の扉の奥には、五感を満たす現代の茶室が
『ヒトクチヒトイキ茶室』への入り口は、多くの人々が足早に行き交う渋谷の街角に現れた一台の赤い自動販売機。
この自販機の扉を開け、地下へと続く階段を降りると伝統と革新が息づく“現代の茶室”が広がる。
この空間は、450年の歴史を持つ宇治の老舗茶舗「上林春松本店」の協力を得て開発された『綾鷹』が、古来より伝わる茶室の概念を現代に合わせて再解釈したもの。あえて空間を閉鎖的にすることで、心で自然を感じるという茶室本来のあり方を踏襲しつつ、現代人に必要な「ヒトイキ」の体験を提供する。
室内は、緑茶の波紋を思わせる緩やかな曲線でデザインされ、落ち着いた雰囲気の中でお茶の香りとかすかな環境音が五感を優しく包み込み、深いリラックスへと誘う。
ここで提供されるのは、「綾鷹」、「綾鷹 濃い緑茶」、「綾鷹 黒豆ほうじ茶」、そして「綾鷹カフェ 濃い抹茶ラテ」というブランドを代表する4製品と、和菓子作家・坂本紫穗氏が「印象を和菓子に」というコンセプトのもと監修し、宗家 源 吉兆庵が制作した特製和菓子を組み合わせた『ヒトクチセット』。
このセットは「ゆったりセット」「しっかりセット」「ほっこりセット」「ごほうびセット」の4種類が用意され、訪れた人々は好みの一杯と和菓子を無料で味わいながら、自分だけの静かな時間を過ごせる作りに。
この“淹れたて一杯目”のような本格的な味わいをヒトクチ味わい、自分のリズムを取り戻す贅沢なひとときを目指したものだった。

デジタル空間にも展開。
綾鷹と共に過ごす癒やしの『アヤタカ湿原』
「ヒトクチ、ヒトイキ」の体験はリアルの茶室だけに留まらず、デジタル空間にも癒やしの場を創出した。
若年層を中心に支持を集めるアバター作業集中支援アプリ『gogh』と連携し、5月15日から同アプリ内に「アヤタカ湿原」がローンチ。
葦が生い茂る美しい水景と心身をリラックスさせるBGM。ユーザーは自身のアバターを通じてこの湿原を訪れ、坐禅を組んだ後に綾鷹を飲むといった瞑想体験をデジタルで楽しめる他、コラボレーションアイテム、オリジナルポーズなども実装された。
このデジタル展開は、リアルな茶室での体験を補完し、忙しい日々の中でも手軽に「ヒトイキ」できる時間を提供し、ブランドメッセージをより深く浸透させる狙いとして、日常の中でブランドとの繋がりを保つ役割を担う。


この『ヒトクチヒトイキ茶室』は、予約不要の無料イベントとして開催された。
都会の真ん中で偶然出会う静寂の空間、そしてデジタルで広がる癒やしの世界。『綾鷹』が提案した新しい「ヒトイキ」の形は、現代を生きる私たちに、自分自身のリズムを取り戻す貴重なきっかけを与える斬新な取り組みと言えるだろう。