世界基準のラグジュアリー空間「センチュリオン・ラウンジ」、羽田空港にオープン
アメリカン・エキスプレス(以下アメックス)が2025年7月16日、東京・羽田空港第3ターミナル4階に、日本初となる「センチュリオン・ラウンジ(The Centurion® Lounge)」を開設した。
世界に30拠点を展開する同ブランドの中でも、アジアではアジアではデリーのインディラ・ガンディー国際空港( DEL )、香港国際空港( HKG )、ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港( BOM )に続く4番目の開設となる。
コンパクトながら、眺望・設計はプレミアム級

言わずもがな羽田空港は、国際線のハブとして機能する日本の玄関口。その中枢に誕生するラウンジは、世界に誇るおもてなしの象徴。アメックスが持つ上級会員向けサービスの集大成であり、ラウンジそのものが一つの“旅先”として存在感を放つ。
「センチュリオン・ラウンジ」は、約696m²(約7,500平方フィート)の広さに122席を備える。アメリカやヨーロッパの大型空港に比べるとやや小規模ではあるが、スケールの不足を補って余りある「体験価値」が詰まっている。
たとえば、滑走路を一望できる大窓と屋外テラスの存在。飛行機の離着陸を眺めながら過ごすひとときは、まさに旅の序章にふさわしい高揚感を演出してくれるもの。また、全体のレイアウトも通路が広く、混雑しにくい動線設計がなされている点もポイントだ。
“和の美意識”を凝縮したデザインコンセプト
インテリアは「ジャパン・ブルー」を基調に、木材・胡桃材・天然石・障子モチーフなど、日本建築や和室の美意識を多用した上質な空間美で構成。壁面アートには伝統工芸を意識したインスタレーションが施され、空間そのものがギャラリーのような落ち着きと緊張感をもたらす。海外ゲストにとっては日本文化への入り口となり、日本人にとっても“日常を離れた非日常”を感じさせてくれる演出となっているあたりも見逃せない。
和食×アメックス
プレミアムダイニング体験

フード&ドリンクにも「和」がふんだんに盛り込まれている。
ライブ型のオープンキッチンでは、季節の寿司、こだわりの出汁を活かしたラーメン、旬の食材を使った小鉢などが用意され、ラウンジとは思えないまさにレストラン級の食体験が待っている。
さらに、ドリンクも日本酒・焼酎・クラフトビール・和のカクテルなど、日本の風土と技を感じるラインアップに。スイーツも和菓子や抹茶系デザートが用意され、最後まで「日本づくし」のフルコースを堪能できる仕様だ。
また、2025年秋頃からは、自身が手がける「赤坂 おぎ乃」をはじめ、複数のミシュラン星付きレストランで腕をふるってきた荻野聡士シェフが監修をするメニューも提供予定。
集中とリラクゼーションを両立

同ラウンジの魅力は、集中とリラクゼーションにもあり。
出発前の重要な連絡に配慮し、プライバシー確保された電話ブースを完備。ビジネス出張者にとっては「静けさ」が何よりの価値となる。また、日本的な気配りとして、「通話がほかの利用者に聞こえないようにする」設計が随所に見られる。
このほか「センチュリオン限定VIP席」は、広めの個室風ブースで、電源・小型テーブル・照明コントロールを完備。混雑時でも落ち着いて読書したり、メールを整理したりできる特等席として利用できるのも嬉しい。いわば「日本の礼節」が息づく、心地よい隠れ家的空間。
電話ブースやVIP席の壁材や仕切りには、和紙風の透け感パネルや、柾目の木材を使用。抑えた色調ながらも木質感が感じられ、日本人の“包み込むようなおもてなし”の精神が反映されている。

対象となるのはアメックスのプラチナ・ビジネスプラチナ・センチュリオンカード会員および同行者最大2名。
国内の航空会社ラウンジやカードラウンジとは一線を画す、アメックス独自のホスピタリティとラグジュアリー感を詰め込んだ羽田センチュリオン・ラウンジ。日本の航空サービスに新たなプレミアム基準が示され、出国前の空港体験を“ワンランク上”へ導く存在となるに違いない。
詳細についてはコチラでご確認を。






