結婚式の革命児が次に選んだのは“食”。CRAZY初のレストラン横浜に誕生

結婚式クチコミNo.1「CRAZY」が、初のレストラン業態を発表。それは「食事」そのものを中心に据えた、まったく新しいウェディングサービスを併設する場所だという。

効率主義への逆張り
「共食」の価値を見つめ直す

©株式会社CRAZY

横浜市のみなとみらい21地区の臨港パークに今秋開業予定の新施設、横浜ティンバーワーフの2階・3階に2026年1月ごろオープン予定の「CRAZY GRANDE MAISON」は、Immersive Table(イマーシブ・テーブル)をコンセプトとしたレストラン。日常の延長線上にはない、料理と空間の没入体験を届けようとしている。

その背景には、コスパやタイパといったワードが象徴する効率優先の時代への反動として台頭してきた共通体験への渇望と、CRAZYが大切にしてきた、人と人とのつながりを深める「共食」がある。スマホを見ながらの“ながら食べ”が当たり前になった現代。同社が目指すのは、食事の時間そのものを「人生の豊かさを実感する場」へと再定義すること。

世界幸福度報告書(2025年版)でも、「食を通じた人とのつながり」が幸福度を高める要素として注目されており、CRAZYはこの視点を独自の形でレストランとウェディングに融合させるべく展開に向け動き出した。

“Immersive Table”の世界観

©株式会社CRAZY
©株式会社CRAZY

食への没入を中心にした体験設計の「CRAZY GRANDE MAISON」では、外光を遮断した空間、舞台照明のようなライティング、炭の煙が立ち上がる演出など、五感すべてに訴える設計が施されている。

料理のテーマは、「炭×果実」のマリアージュ。炭は人の手仕事、果実は自然の恵みを象徴。視覚・味覚・嗅覚・触覚・聴覚を通じて、自然と人との重なりを想起させ、感覚を通じて体験を届けるという。また、ドリンクやソースをゲストが自身で組み合わせて仕上げる参加型のペアリング体験も用意されており、「食べる」だけでなく「つくる」体験も含んだ構成となっているのも興味深い。

業界初、「食」を主役にした
レストラン・ウェディング

©株式会社CRAZY
©株式会社CRAZY

結婚式の会場選びにおいて、最も重要視される項目は料理だそう。けれど、一般的な披露宴では演出やスピーチがメインになり、料理の時間は脇役になりがちだ。そうした現状を踏まえ「CRAZY GRANDE MAISON」では、料理そのものを進行の中心に据えたウェディング体験を提案する。

固定のカウンターテーブルを採用し、センターキッチンとの距離を縮めてライブ感を演出。ゲスト席は対面ではなく横並びに配置しているのも、自然と食事に集中できる設計だそう。こうした構造は業界初で、ながら食べを排し食に集中できる時間を提供する。また、1卓ごとに専属サービスマンが付き、すべての料理に対応したペアリングドリンクやコミュニティに合わせた裏メニューを通して個別にもてなす細やかさも魅力。

なお、2026年4月からは、このレストラン体験をウェディングサービスにも拡張。食を中心に据えた幸せな時間を、大切な人と共有するフォーマルな祝宴へと昇華する予定だ。

CRAZY GRANDE MAISON

【所在地】
神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目 臨港パーク内 横浜ティンバーワーフ 2階・3階
【提供内容】
レストラン、ウェディング(2026年4月提供開始)、野外レクリエーション支援
【開業予定日】
2026年1月
【Instagram】
@crazygrandemaison_wedding

Top image: © 株式会社CRAZY
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。