なぜZ世代は抹茶やタピオカティーを好む?SNSが変えたお茶の消費スタイル

鮮やかなタピオカパールが舞うミルクティーや、フルーツと組み合わせた抹茶ドリンク。

Z世代の間で流行しているこれらのお茶は、古くからの飲み物の消費スタイルを大きく変えつつあるようだ。『Goodlife』の記事が、その背景にあるZ世代の価値観やSNSの影響について報じている。

飲み物でありファッションアクセサリーでもある

『Goodlife』の記事によると、Z世代にとってお茶を飲む行為は、個人的な楽しみというよりも、視覚的な消費習慣という側面が強いという。

ストロベリーやブルーベリーと合わせた抹茶、あるいはカラフルなストローが添えられたタピオカティー(ボバティー、バブルティーとも呼ばれる)は、SNS上でその見た目が評価される。

この動きは、お茶を健康飲料としてだけでなく、ファッションアクセサリーとしても提示するインフルエンサーによって牽引されている面があるようだ。

Y2Kファッションに身を包んだインフルエンサーがストロベリー抹茶を持つ姿は、その象徴的なイメージの一つとして挙げられている。

Z世代に人気のティードリンク

記事では、現在Instagramのフィードを賑わせているお茶の種類がいくつか紹介されている。

まず、日本の粉末緑茶である「抹茶」。伝統的にはお湯で点てて飲まれていたが、近年はライフスタイルトレンドとして定着。Z世代は、氷やフルーツと組み合わせることで、その楽しみ方を再解釈している。

次に、1980年代に台湾で生まれた「タピオカティー」。もちもちとした食感のタピオカパールと、太いストローで飲むスタイルが特徴で、SNSを通じて世界中に広まった。

また、東南アジア原産の「バタフライピーティー」も人気だという。深い青色が特徴で、レモン汁などを加えると紫色に変化する様子が、SNS映えするとして注目されているようだ。

視覚的な楽しさを重視する消費文化

かつてのお茶の文化とは異なり、Z世代にとってお茶は、手軽に持ち歩き、その見た目や新しいアレンジを楽しむものとなっているのかもしれない。

タピオカパールやフレーバーミルク、フルーツとの組み合わせといった革新的な要素は、お茶をライフスタイルやウェルネス、そして何よりも視覚的な喜びの象-徴へと変えたと、『Goodlife』の記事は分析している。

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