勉強とダンスパーティーが融合?メルボルンのZ世代に広がる“スタディ・レイブ”とは

オーストラリアのメルボルンで、勉強とエレクトロニックミュージックのレイブを組み合わせた「スタディ・レイブ」というイベントが、Z世代の間で新たなトレンドになっているようだ。

孤独で退屈なものとされがちだった勉強時間を、高揚感あふれるダンスパーティへと変えるこのユニークな試みが注目を集めている。

生産性とパーティを両立させる空間

このイベントは、メルボルンの「@o3space」という会場で開催されている。

参加者はラップトップやノート、課題などを持ち寄るが、集中的な勉強時間の合間にはダンスフロアに繰り出し、音楽と動き、そして仲間との交流を通じてリフレッシュするのだという。

マルチタスクやコミュニティを重視し、伝統的な規範を打ち破ることを好むZ世代にとって、このスタディ・レイブは最適な学習法なのかもしれない。

孤立を防ぎ、モチベーションを高める

スタディ・レイブがZ世代に受け入れられている背景には、いくつかの理由が考えられる。

まず、音楽や照明が作り出すエネルギッシュな雰囲気が、先延ばしにしがちな気持ちと戦い、気分を高揚させるのに役立つ。

また、自宅で一人で勉強する代わりに、仲間と経験を共有することで、孤立感を減らす効果も期待できるという。

そして何より、勉強とダンスを交互に行うことで心と体をリフレッシュさせ、結果として勉強の効率を高めることにつながるようだ。

『kookooli』は、仕事と遊びの境界線が曖昧になる、こうしたハイブリッドな空間が今後さらに増えていくだろうと予測している。

Top image: © iStock.com / kowit1982
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