高校生の6割が「仕事を奪われる」AIの普及に不安。スタディプラスの学びに関するアンケート調査
学習管理アプリ「Studyplus」を運営するスタディプラスが、全国の高校生298人を対象に実施した「学びに関するアンケート」の結果を発表した。
この調査では、AIの普及に対する高校生のリアルな意識や、それに伴う学びへの考え方の変化が明らかになっている。
仕事が奪われる、思考力が低下するとの声
AIが広がることについて不安があるか尋ねたところ、「とても不安」(9.7%)と「やや不安」(50.3%)を合わせ、約6割が不安を感じていることがわかった。
その理由としては、「仕事が奪われるのではないか」「思考力が低下するのではないか」といった声が目立ったという。
AI技術の急速な進展が、自らの将来に直接的な影響を及ぼすことへの懸念がうかがえる。


AIを使いこなす技術を学びたいが38.9%
AIの普及によって新たに学びたいと思った内容については、「AIを使いこなす技術」が38.9%で最多となった。
寄せられた理由には、「AIに適応したい」「AIと差別化したい」といった回答が多く、AIが普及する社会で活躍するために必要なスキルを身につけようとする、高校生の主体的な姿勢が見て取れる。


学びの変化と不安の相関関係
今回の調査では、AIの普及に対して「新たに学びたいことはまったく変わらない」と答えた層ほど、「とても不安」と感じる割合が高い(16.7%)という興味深い結果も示された。
AIの普及に危機感を抱きつつも、それを新たな学びへと繋げられていない高校生が一定数存在することを示唆している。
Studyplusトレンド研究所は、高校生がAIを恐れることなく、主体的に活用できるような学習環境やサービスを整えていくことが重要だとコメントしている。

◆本調査の概要
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校1,2年生)
回答者 : 298名
【属性分類】高校1年生137名(女子97名・男子39名・分からない/答えたくない1名)、高校2年生 160名(女子92名・男子60名・分からない/答えたくない8名)、その他1名
調査方法: 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2025年6月16日〜6月23日
レポートの完全版はこちらから。






